中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 芸能・社会 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【芸能・社会】

KE$HA「カラオケ一番好き」 米国の小悪魔新人歌手が渋谷でSPライブ

2010年5月28日 紙面から

インタビューの途中で、スタッフが持っていたウサギのカチューシャを気に入って着けてしまったケシャ=東京・タワーレコード渋谷店で(中西祥子撮影)

写真

 12日発売の日本デビューアルバム「アニマル」が、24日付オリコンアルバムチャートで初登場4位になった今一番ホットな米国の新人女性歌手KE$HA(ケシャ、23)が27日、東京・タワーレコード渋谷店でスペシャルライブを開催。本紙の単独インタビューにも応じた。

 デビュー曲「ティック・トック」(昨年10月発売)が全米シングルチャートで9週連続1位を獲得。今年1月に米国で先行発売された同アルバムも全米チャートで初登場1位に輝き、英国出身のスーザン・ボイルの首位独走を止めた。

 日本でも、邦楽の並みいる強豪を押しのけての初登場4位。「そうなの? 今聞いたわ。前回日本に来たとき、日本が大好きになったから、ものすごくファンタスティックなニュースね」。

 人気の秘密は、小悪魔的なルックスやパワフルな歌声に加え、実話をもとにした過激な歌詞と自由奔放な生き方だ。シングルマザーに育てられたKE$HAは、17歳で高校を中退後、音楽制作やプロデュース業をスタート。デビュー前にデモテープを聴いてもらおうと、プリンス(51)宅に不法侵入したり、友人のパリス・ヒルトン(29)邸でのホームパーティーで、トイレと間違えてパリスの大切なクローゼットに嘔吐(おうと)したために絶交されるなど、その“武勇伝”は数知れず。そんな生きざまを歌にしてしまうのがすごい。

 この日は、新事実も告白した。「私のママは、私の父が誰だか分かってないの。17歳のとき、父親と名乗る人と一緒に暮らすことになったけど、1週間たって『絶対にこの人はパパじゃない』って思った。だから私は車の中でしばらく生活して、その後自分でアパートを借りたのよ」

 今年3月にプロモーションで初来日。わずか3日間で約50社の取材を受けたが、スタッフとともにカラオケに出かけ、4時間ほど大騒ぎした。

 「カラオケが世の中で一番好き。80年代のヘビメタとか、昔のロックを歌い出したら止まらないんです。日本の歌は知らないけど、適当な番号で曲を入れて、でたらめで歌うのが楽しい。今回も絶対に行くわよ。日本の女の子のファッションも大好き。髪形やネイルが超おしゃれで、アメリカと全然違う」

 すっかり日本文化のとりこになったようで、「今回は渋谷でショッピングがしたい。あと、時間があったらディズニーランドに行って、富士山を見に行きたいわ」と大はしゃぎ。ド派手なパフォーマンスとは裏腹に、素顔のKE$HAはとても純粋な、今どきの女の子だった。 (江川悠)

◆ウサギ年生まれの性格知りたいわ!

 この日はタイトル「アニマル」にちなみ、十二支に登場する動物のコスプレをした限定150人が集結。ライブ前には「ベスト干支ドレッサー賞」が行われ、牛や馬などのかぶり物をしたファンがステージを盛り上げた。

 KE$HAは、自身のイメージである女豹(めひょう)をモチーフにした衣装でステージに登場し、「カワイイ!!」とシャウトしながらファンとハグ。「みんなかわいいコスプレありがとう。とっても興奮しているわ」とあいさつして、ファンが投げ入れたシロクマのかぶり物もかぶってみせた。ステージでは、デビュー曲「ティック・トック」など2曲を熱唱。自身の干支は卯(う)年だそうで、「ウサギ年生まれはどんな性格とかわかるの? 知りたいわ」と興味津々の様子だった。

 

この記事を印刷する


中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ