幻想的な光で初夏の訪れを告げるホタルの飛来が北九州・京築地区でも始まっている。北九州市水環境課によると、見ごろは今週末からピークに向かい6月上旬まで。ホタルが活発に飛ぶのは午後8-9時ごろ。特に雨が降りそうな蒸し暑い夜に多く観察できるという。各地の見どころやイベントを紹介する。
【北九州市】現在最も多く確認されているのは例年5千-1万匹のホタルが飛ぶ八幡西区の黒川。29、30日は同区上香月1丁目の香月橋周辺で祭り。29日は、同区撥(ばち)川と近くの旧九州厚生年金病院跡地広場、戸畑区の天籟寺川、鞘ケ谷ほたる公園でも催し。小倉北区の熊谷公園と小熊野川付近、小倉南区の貫川では6月5日に観賞会など。
市はホームページで飛翔情報を提供している。
【中間市】通谷1丁目、新中間病院近くの曲川の曲川源流水辺の里が見どころ。
【岡垣町】汐入川上流の同町高倉の高倉神社前で6日、地元自治会による観賞会。JR海老津駅近くの矢矧(はぎ)川などでも見られる。
【苅田町】山口の県道64号沿いの白川付近で見ごろ。
【みやこ町】犀川喜多良の喜多良川の上流(四ノ宮橋から南に約300メートルの地点)、同町勝山上矢山の別所河内川周辺で見ごろ。
【豊前市】下河内の岩岳川周辺や、近くのホタルの里清原自然公園周辺。見ごろは6月初旬から中旬で5日に祭り。
【上毛町】東上の三田地区を流れる東友枝川周辺と同町西友枝の田ノ尾地区を流れる友枝川周辺。田ノ尾地区の川沿いにある300メートルほどの遊歩道が観賞スポット。
=2010/05/29付 西日本新聞朝刊=