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【スポーツ】吉田沙保里が”異種格闘技戦” テコンドーの岡本依子さんと2010年5月28日 紙面から
レスリングとテコンドーの異種格闘技によるコラボレーションが27日、実現した。新潟県十日町市の桜花道場で行われているレスリング女子日本代表の合宿に、シドニー五輪テコンドー女子67キロ級銅メダリストの岡本依子さん(38)が訪問。五輪2大会連続金メダリストの吉田沙保里(27)=綜合警備保障=らにテコンドーをアレンジしたエクササイズを伝授するとともに吉田と“手合わせ”し、強さを肌で感じ合った。 タックルとかかと落とし、強いのはどっちだ−。吉田と岡本さんがともに組み手を争い、最後は岡本さんのかかと落としをかいくぐって吉田がタックルを決める。吉田が「けりが見えないうちに入ってた。足が上まで入るし、スピードも速かった」と驚けば岡本さんも「猫みたいに速かった。人間がこんな動きをできるなんて」と世界最強と称されるタックルに驚嘆しきり。 笑顔をまじえながらの“親善試合”とはいえ、同じ格闘家だからこそ分かり合える強さ。吉田は「いろんな競技と触れ合うことで初心に戻って頑張れる。たまにはアップにも取り入れて、世界選手権全階級の金とロンドンでの3連覇を目指したい」と気持ちを新たにしていた。 (川村庸介)
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