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【芸能・社会】

来春、大阪・北新地駅にホーム柵 JR西在来線で初

2010年5月28日 20時28分

 可動式ホーム柵が設置されたJR東西線北新地駅のイメージ図(JR西日本提供)

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 JR西日本の佐々木隆之社長は28日の定例記者会見で、安全への取り組みの一環として、東西線北新地駅(大阪市北区)に来年春、線路への転落防止の可動式ホーム柵を設置すると発表した。山陽新幹線の一部駅には既に設置されているが、JR西の在来線では初。

 柵は高さ約1・3メートル、長さ約140メートル。上下線にそれぞれ設置し、車両のドアに合わせて開閉する。費用は約3億5千万円で、大阪市と国が各1億円、JR西が残りを負担する。

 JR西管内の在来線では、規格が異なる複数の車両が乗り入れている路線が多く、ホーム柵の導入が進んでいなかったが、車両を統一するなどして北新地駅には設置が可能と判断した。条件が合えばほかの駅でも設置を検討する。

 佐々木社長によると、尼崎JR脱線事故の報告書漏えい問題以降、全社的に企業再生の取り組みを進める中、ホーム柵設置を求める現場からの声を反映させた。

 北新地駅周辺は大阪有数の歓楽街。JR西によると、1日の乗降客数は約10万人で飲酒後の客も多い。2002〜09年度に誤って転落したり、電車に接触したりする事故が5件起きている。

(共同)
 

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