人気グループ「嵐」の二宮和也(26)が主演する映画「大奥」(10月1日公開)の撮影現場が26日までに、東映京都撮影所で初めて公開された。初共演する女優・柴咲コウ(28)について二宮は「きれい」と印象を語り、柴咲も「対峙(たいじ)していて心地いい」と称賛の嵐。ともに時代劇初挑戦ながら、まげ姿や乗馬を気に入るなど、早くも息はぴったりの様子だった。
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疫病の流行で男女が逆転した江戸時代を舞台に、1人の女将軍に3000人の美男が仕える“男版大奥”の人間模様を描く今作。二宮と柴咲の共演は、二宮ら約50人の大奥のイケメンが一斉にひれ伏し、その間を柴咲演じる女将軍がかっ歩するという象徴的なシーンで始まった。
撮影後の会見で、柴咲の印象を問われた二宮は「すごくおきれいです」と連発。「一言で蹴散らかす。初日なのにマックスに持って行けるのがすごい」と女将軍の演技を絶賛すると、柴咲も二宮について「存在感があるのに、威圧的な空気はなく、対峙していて心地いい」と持ち上げた。
ともに時代劇初挑戦。二宮は「まげ姿は快適」といい、金子文紀監督が「違和感もなく、セリフも面白くないくらいかまない」と評価。撮影に備え乗馬の練習に励んだ柴咲も「乗馬はほとんど初めて。動物と触れ合える喜びがあり、将来は田舎に越して馬を足にして生活したいくらい」とハマっている。
普段は女性ファンの黄色い歓声を浴びる二宮は女性にかしずく役に、「すごく新鮮。実際はグイグイいっていると思います」と普段の“肉食系男子”ぶりを明かし?笑いを誘う一幕も。
玉木宏、佐々木蔵之介ら豪華な顔ぶれのそろう現場の雰囲気は良好といい、二宮は「この映画の魅力は、この出演者、スタッフで作り上げたこと」と大作に胸を張っていた。撮影は6月中旬にクランクアップの予定。