阿久根市の竹原信一市長は、28日、市長と市議会議員、それに市職員のボーナスをおよそ半分にカットする条例を専決処分しました。
これは阿久根市の課長会で、28日竹原市長が明らかにしたものです。
市役所の掲示板に張り出された告示文などによりますと、条例の改正によって市長と議員の夏と冬のボーナスをそれぞれおよそ半分に、市職員のボーナスも手当を含めた上でこれまでのおよそ半分に減らすとしています。
竹原市長は「市民との格差是正や財源確保など職員はボーナスカットの理由をわかっているだろう」とコメントしています。
一方、竹原市長と対立する市議は「専決処分は緊急を要する時に行うもので今回は、その要件を満たしていない」と批判しています。
また自治労県本部は「これを覆す罰則規定がない。市長を変えないことには解決しないだろう」としています。
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普天間基地の移設問題で日米両政府は、28日、沖縄に駐留するアメリカ軍の訓練の移転先として、徳之島の活用を検討することなどを盛り込んだ共同声明を発表しました。
日米両政府は、28日、鳩山総理大臣とオバマ大統領の電話会談を受けて、共同声明を発表しました。
声明は、普天間飛行場の移設先を「キャンプシュワブのある名護市辺野古地区及び隣接する水域」としました。
そして沖縄の負担を軽減するため、駐留するアメリカ軍の訓練については沖縄県外への移転を拡充するとし、「適切な施設が整備されることを条件に、徳之島の活用が検討される」としています。
さらに日本本土にある自衛隊の施設や、グアムなど日本国外への訓練の移転についても検討するとしています。
宮崎県えびの市で、今月13日以降、口蹄疫の新たな感染疑い例が発生していないことを受け、県は28日から湧水町と伊佐市の農家で移動制限などの解除へ向けた牛と豚全ての臨床検査を始めました。
県はこれまでに、えびの市の発生農家から3キロ以内にある湧水町の農家で抽出した牛156頭の抗体検査を行い、すべて陰性が確認されています。
口蹄疫特有の症状がないかを見る臨床検査も異常はなく、県では28日から発生農家から3キロから10キロの範囲にある湧水町と伊佐市の農家161戸で牛と豚全て、およそ2万3000頭の臨床検査を始めました。
検査は宮崎、熊本両県でも行われていて、全て異常がなかった場合、来月4日から湧水町、伊佐市などにかかっていた家畜の移動・搬出制限が解除されます。