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「人々の気持ち酌んで」 ゴルバチョフ氏、米側の自制求める2009年12月12日  このエントリーを含むはてなブックマーク Yahoo!ブックマークに登録 twitterに投稿する

本紙などの取材に応じる旧ソ連のミハイル・ゴルバチョフ元大統領=11日、東京都港区のANAインターコンチネンタルホテル東京

 【東京】来日中の旧ソ連のミハイル・ゴルバチョフ元大統領は11日、鈴木宗男衆院外務委員長や海部俊樹元首相らと東京都港区のホテルで会談するとともに、琉球新報などの取材に応じた。ゴルバチョフ氏は、米軍普天間飛行場移設問題で、県民の怒りは臨界点に達しているとの認識を踏まえ、「米国は沖縄の人々の気持ちを酌まないわけにはいかないだろう。何らかの修正が必要だ」と述べ、8月の衆院選挙後の民意を踏まえ、米国側は自制する必要があるとの考えを示した。
 ゴルバチョフ氏は、1995年に米兵による暴行事件があったことに触れ「大変な不満が県民から出ていた」と振り返り、「日米両政府とも、こういう問題があり、それが拡大していることを認める必要がある」と指摘。民意を踏まえた解決に両国の政府が取り組む必要があるとの認識を示した。
 半面、「両国関係が今後も協力する価値があることも確認すべきで、関係を損なうようなことがあってはいけない」と話し、北朝鮮問題をめぐる6カ国協議を例に挙げ、粘り強く対話を続ける中で、解決策を見出していくよう提唱した。


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