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食べられるのに…ごみの中から買ったままの食品 世田谷区調査 (1/2ページ)
中華丼、おにぎり、ドーナツ…。東京都世田谷区がリサイクル施策の基礎資料とするため、区内の家庭から出されたごみ約500袋の中身を調べたところ、買った状態のままで捨てられている食料品が数多かったことが28日、分かった。ポテトチップスがカンごと捨てられるなど、分別すら徹底されていない事実も判明。区は「エコの基本は買いすぎないこと」と、節度ある買い物を求めている。
区は17日から28日にかけ、事前に同意を得た区内8地域計72カ所のごみ集積所から、可燃ごみと不燃ごみを約500袋収集し、中身を仕分けた。
可燃ごみについて26日から28日までの間、区内の千歳清掃工場で開封し、調査員らがチェック。中からスーパーなどで売られているままの食べ物が多く見つかった。
具体的には、中華丼などの弁当類のほか、もずく、納豆、からあげ粉、おにぎりなど多種に渡っていた。
調査に立ち会った区職員は「中には賞味期限切れのものもあったが、まだ食べられるものも目立ち、ずいぶん、もったいない感じを受けた」と話す。
区は平成21年にも同様の調査を実施しており、そのままのタマネギ、袋に入ったままのパンなどが見つかったという。10%増量されたウインナーの包装袋の中に、ウインナーが数本残されて捨てられていたケースもあり、「増量されているからと買ったのだろうが…」と担当者は困り顔。