本日午前中、家畜改良事業団の49頭の種雄牛の2頭に口蹄疫と見なされる症状が出たという報告があった。(26日に発熱があるとは聞いていたが)、一瞬、頭の中が真っ白になった。愕然とした。ショックである。
本当に残念・無念である。元々、疑似患畜扱いで、殺処分対象ではあったが、改めて確定というか、現実になるとやはり残念でならない。悔しく辛い。
心情として、何としても守りたかった。また、そういう要望も沢山来ていた。宮崎の畜産の希望の光がまた一つ消えた。
また、今日、ぶら下がり記者会見のとき、メディアから、「農水省は、49頭に対して、異常があったら直ぐに農水省に報告してくれと県には指示していた」と聞いた。
農水省からそんな指示は受けていない。
そもそも既に疑似患畜(殺処分対象)なのに、どうして症状が出たことを報告しなければならないのか?
家伝法に基づく防疫指針に従って、ウィルス増殖の強い豚の殺処分・埋設から先に行っており、結果的に49頭が後回しになっていたというのが実情である。
本日までの新たな確認3例、殺処分対象46頭。児湯地区。これまでの累計221例、殺処分対象152,403頭。ワクチン殺処分対象は約12万頭。
本日までの殺処分終了は91,846頭。
昨日の殺処分5,856頭。ここの所、一日の殺処分が5,000を超えている。埋設場所の確保や殺処分作業は本当に想像を絶する程大変である。そんな中、現場の方々の大変なご努力・ご尽力に心から敬意と感謝を申し上げたい。
尚、この調子で殺処分・埋設等を進めて行かなければならない。