2007年から続く「くるめ演劇祭」の門戸を広げようと、市民参加を募った朗読劇「クルメ・リーディング・シアターvol.1 朗読劇から始めよう!」が29、30両日、久留米市野中町の石橋文化会館小ホールで上演される。同演劇祭初の試みで、1月から練習を積んできた参加者たちが成果を披露する。
「くるめ演劇祭」は同市の財団法人、久留米文化振興会が主催。今年は同市内外の4劇団が3月に公演を終えている。
朗読劇は市民参加部門として今年新設され、4歳児から70代のお年寄りまで約40人が集まった。ほとんどが初心者だが、毎週土曜に発声、音読などに励んできた。現在は連日、リハーサルに取り組み、本番では宮沢賢治「注文の多い料理店」や芥川竜之介「杜子春」など3作品を披露する。
開演時間は29日が午後7時、30日が午後2時。一般千円、学生500円(当日各500円増)。同振興会=0942(33)2271。
=2010/05/29付 西日本新聞朝刊=