コツコツコツ。テーブルを指が叩く。
頬杖して、ノエルの淹れた紅茶の赤い水面を、ぼんやりと眺めやる。
傍目何も考えてないようで、月村忍はその天才的頭脳を、一連の現象に対する理解に費やしていた。
自らを平行世界の住人と称する子供――いや、本人の言を信じるなら大人の、天海護。
恋人曰く、超能力者。異能の使い手。夜の一族とは異なる超常者が一人。
……本当にそれだけ?
邸内のモニター室で見た光景――八枚の羽持つ翠緑の姿。
……震えが走った。
ただの人間よりも本能に生きる一族の血が、震えた。
恐怖では有り得ず、歓喜には遠く、畏怖としては生ぬるく。
上手い言葉は見つからないが…………衝撃、としか言いようがない。
彼は………何者?
そればかりに思考が溺れる。答えようのない命題に足を取られる。
「……戻られたようです」
隣で静と佇むノエルの言葉に現実へ引き戻された。扉が開かれてもいないのにそう言えるのは、聴覚のセンサーが足音を拾ったからだろう。
恭也は隣で腕を組み、黙然と考えに耽っていた。ファリンは未だ戸惑いが抜けないのか、それともこの部屋の空気をどうにかしたいのか、とにかくオロオロしている。……調度品にぶつかって壊さないでね。
既に、あの光景の一部始終は監視カメラから映像をパソコンに落とし、全員に見せている。
……もう少し時間をかけたかったわね。
チラリと、忍は斜め前に座す妹へ視線を投げて、胸中でごちる。できればもっと後、本当の意味で仲良くなった頃に知るのが理想だった上、うっかり開けてしまった箱から出てきたのは、妖精を思わせる八枚の羽。
普通の人間では、絶対に有り得ない姿。
さっきの映像を見てからというもの、すずかは紅茶に手も付けず唇を引き結んで、じっと何かに耐えているような、思い詰めているような、そんな様子。
姉として、血の繋がった妹の性格を重々承知している忍は、故に溜息を吐く。
……優しさは美徳だけれど、過ぎたるは猶…………いえ、元凶の私が言える立場じゃないか。
むしろ自分の方が何も考えずに落ち込みたい気分だ。が、ことの張本人としての自覚と責任がそれを許してくれない。
もう一度溜息。幸せが逃げた。ビタミンが減った。悪循環。ギロチン台を登る死刑囚の気分だ。死にそう。いっそリストカットでもすれば気も晴れるだろうか。
「……のぶ。忍!」
「―――え? あ、何? 恭也?」
「……いくら治るのが早いと言っても自傷はやめろ」
沈痛な面持ちでそんな事を言ってくる。
「…………もしかして、声出てた?」
「バッチリと。何でしたら再生いたしますが」
「……消去で。ノエル」
「畏まりました」
…………鬱だ…………
「し、忍? さっきの護と違う意味で黒雲が漂ってるぞ?」
「だって恭也…………いくら私でも、紐なしバンジーは嫌なの!」
「う……む……」
「実際体験した恭也なら解るでしょ? パラシュートなしのフリーフォールとか生き地獄としか思えないのよ! それを待たされる身にもなって!?」
「……席なしジェットコースターかもしれんが」
「……その時の感想は?」
「……………………う」
見る見るうちに顔を青く変える恭也。
鬱、二人目完成。
そうしてとことんまでテンションガタ落ちの部屋を、天海護は訪れた。
先頭に立つアリサの開けた扉をくぐると一斉に突き刺さる視線。
注目されるのは慣れている。オービットベースだろうが国連軍だろうが、歩けば必ず付いて回るものだった。
が、何かいつもと違うなと、若干の違和感。すぐにその原因へ思い当たる。
――く、暗くて重い………!
空気が。厳密には部屋の雰囲気が。向けられる視線も好奇とかでなくマイナス思念的な。後ろめたいと言うか罪悪感でいっぱいな気配がひしひしと。激しく予定とズレ過ぎな現状に若干目眩。
「……なのは!?」
そのうち飽和&バーストしてしまいそうないやーな空気を打ち破ったのは、兄の義務か妹への愛か、見た瞬間顔色を変えて立ち上がる高町恭也だった。
「滑って転んで気絶しただけですから心配要りません。治療済みですし」
「そ、そうか……」
問答も面倒なので先んじて答える。落ち着かせた恭也に背中のなのはを渡して、テーブルへ。
「それで……」
主にすずかとアリサに目を配り。
「どこまで聞いた?」
「……まだ、何も聞いてないの」
「アンタの、その……羽の生えた姿を見ただけよ」
卓上のノートパソコンを示して答える。やはりと言うか何と言うか、きっちり録画されていたようだ。
気まずげにこちらを見つめるすずかとアリサ。恐らく自己嫌悪的な暗雲漂わす忍には敢えて目は向けず、なのはをソファに寝かせた恭也の険しい視線と、ノエルの感情が読み取りにくい目。そしてもう一人、こちらは逆に感情を表し過ぎているようなメイドの、オロオロハラハラと言った視線を受けて、護は一息。吐き出す。
「それじゃ……二人が知らないことから話そうか――」
………………。
「………超能力者?」
「………異世界人?」
二人、顔を見合わせて。
「それに――」
「しかも――」
「「二十歳っ!?」」
「綺麗にハモッたね……」
「ちょ……ちょっと待って。整理するわ!」
「えっと、えっと………護くんは平行世界の超能力者がこことは違う地球人だから羽が生えてて――」
「すずか落ち着いて! 一回死にかけて再生した地球人だから子供の異世界人の事故がせいで二十歳なのよ!」
「いや……うん、二人とも落ち着こう」
あれ? あれ? と常識を木端微塵に粉砕されて大混乱。
「だから、僕は平行世界の地球から来た超能力者で! 本当は二十歳だけど死にかけて身体を再生したから子供の姿! そしてこの世界に来た理由は全くの偶然! Can you understand? (解った?)」
「「イ、Yes, I can! (解りました!)」」
一気呵成にまくしたてられ二人は敬礼でも返しそうな直立不動。いつ立ったっけ? と護はパチクリ瞬き。
「ほ、本当の話なのお姉ちゃん!?」
「えー……まあ、うん。色々非常識だけど、論理の穴はないのよ。超能力に目をつむれば」
「それじゃ、護の世界には超能力者が普通にいるってこと!?」
「いない。ものすっごく希少種」
「「えぇっ?」」
「あ、そうなんだ。それは知らなかったなー」
いつの間にか復活していた忍。口を挟まず恭也は傍観。寝かせたなのはに膝枕している。……犯罪?
「……なのはちゃんは、このことを知ってるの?」
「誰よりも早くね。高町家の人にバレたのは予想外だったけど」
「へ? バラしたんじゃなくて?」
「…………光学迷彩で透明になってるのに気配で察知されたんだ……生半可なセンサーなら余裕で潜り抜けられるのに……。絶対、人間として何か間違ってる気がする」
「人間否定はどうかと思うけど……なんて言うか……」
「……ご愁傷様ね。それしか言えないわ」
すずかとアリサの同情するような目が少し悲しい。……それと、恭也さんは生身でバイオサイボーグ倒せると思う。
「さっき超能力者は希少だって言ったけど、実際のところ地球に現存してたのは、僕を含めて二人だけなんだ」
「ふ、二人……」
「いくら何でも、希少すぎない?」
「……理由はあるよ。それがまだ誰にも話していない、この話の核心だから」
核心? と全員が疑問の色。大きく息を吸い込み、護は深呼吸して、なるべく平静を保とうと無駄な努力をしてみる。
「ロボット、サイボーグ、宇宙ステーション……この世界にとってはまだ夢物語の技術が、僕の世界で既に確立されてる」
「うっ、宇宙ステーションっ!? それにロボットどころかサイボーグ!?」
「うん。有人スペースシップでの木星探査も成功してるんだ」
「………平行世界、だよね? 同じ地球なのに違う世界ってだけで、そんなに科学の進歩に差が出るの?」
神妙な顔のすずかに問われて、護の表情が、僅かに曇った。
互いの常識が通じない――異文化間における基本事項だけれども、向こうの、あの戦いを知らないという全員が、この世界が、少し…………羨ましい。
それが一方的な想いであるとは理解しているし、この世界で悲しみを背負っている人にはなじられかねない考えなのだと、重々承知している。それでも尚、この羨望を断ち切るのは、そう容易いことでは、ない。
「同じ地球……確かに、そう。限りなく相似な関係にある、二つの世界。……その、決定的な差異が、どこから来たのか。何が原因で、この違いが生まれたのか……」
区切って、一度目を閉じる。この話を最後までして、その結果どうなろうと、受け入れる覚悟を、改めて決める。
張り詰めた部屋の空気。陰鬱さは消え、次の言葉を、固唾を飲んで待つ彼らと、目を合わせて。
「生じた違いの原因は………………地球外知性体による、地球の侵略です」
(侵……略……? しかも、地球外知性体……!?)
護の口から出てきた余りに不穏な単語。ユーノは知らず、密かに、瞠目する。
「地球外って……エイリアン!? じ、実在したの?!」
「か、火星人、とか……?」
アリサ・バニングスの信じがたいという叫び。月村すずかの不安げな問い。
ふと、脳裏を掠めるのは、護に聞いたヒーローと悪者の話。正義と悪に分かれた、とても解りやすい構図の戦い。
当てはめると、しっくり収まる。侵略者とそれに立ち向かう者。話に、誤差がない。
「信じられないかもしれないけど……僕にとっては現実なんだ。それに、火星人みたいに生易しい敵でもなかった」
ただの言葉に圧力さえ感じてしまいそうな、重苦しい声音。翳りのある表情。
否応もなく、それが真実であると、思い知らされる。
「そう……そういうことなのね………」
そこへ口を開いたのは、この屋敷の主である女性、月村忍。顎に手を当てて。
「戦争はこの世で最も大きな科学の発達する理由……。それも、未知の文明との戦いともなれば尚更」
「確かに戦争は戦争だけど……地球にやってきたのは知性体であれ、生命体ではなかった」
「え……それじゃ、ロボットみたいな?」
「うーん……正解でもないし外れでもない。タコ型やグレイみたいな生物と違って……ええと、極端な例え方をするとね、有機物と無機物を原子レベルで融合させてしまうウイルス……かな?」
「アンタが疑問系使わないでよ……。つまり、生物とその辺の石ころとかが、細胞単位で癒着するって考え方でいいの?」
「…その表現の仕方の方が解りにくいよ、アリサちゃん。……護くん、もっと解りやすい具体例はないの?」
確かに、具体的な例を出してもらった方が百倍理解できる。
話に加われないユーノは、スクライアの好奇心が逸るのを感じながら、耳に神経を集中する。人並み以上な好奇心がなくば、考古学者は務まらない。
「……少し引くかもしれないけど」
護は、そう前置きして。
「そのウイルスは人間に寄生し、その数秒後には人体の構造を書き換え終って、自我も無意識も残さず支配される。細胞の一つ一つが髪の先まで変異して、近くの機械や建物と融合……その身体を苗床に、ウイルスを体内で増殖させた後、最終的に何百キロという範囲に大量にばらまき、ウイルスを拡散させてからようやく、生物としての死を迎えるんだ……」
「「「怖っ!」」」
青白い表情で肩を抱きつつ上がる悲鳴の唱和。
いやでも……本当の話、体験談であるだけに、下手な怪談よりよっぽど怖い……。
護は、そんな敵と戦ってたのか……ボクたちと、同じ歳で。……護の強さの理由が解った気がする。
「って言うか無事だったのそんなことあって……あ、無事だったから護がここにいるのよね」
「それが実はそうでもなくて……一時、地球の七割強がウイルスに侵蝕されたことがあって……」
「は? 七割? ……え、七割!? アンタ何してたのよ?!」
「で、でででも最後は元に戻ったんだよね? ね!?」
お願いだからそう言ってと懇願しそうな勢いのすずかに、護はちょっと身を仰け反らせ。
「う、うん。ギリギリで間に合ったから。それとバニングスさんの質問だけど、その時地球の全戦力はウイルスの母体を叩きに行ってて……」
「母体? よそに攻め込む時は拠点防衛を怠っちゃダメじゃないの」
「……何事にも不測の事態っていうのがあるんだよ。まさか原種がクリスタルから復活するなんて思わなかったし、Zマスターのことは知らなかったし……」
「意味不明な固有名詞使われても困るんだけど? 私たちにちゃんと解るように言って」
その言い方に、何かカチンと来たらしい。
むっ、と護が視線に険を込めて。
「じゃあ解りやすく言うけど、母体を含めた敵全部が木星で力を蓄えてるっていう情報が入ったから、それにこちらの全戦力を投入して一大決戦に持ち込んだの! そしたら倒したはずの敵が生き返って、合計三十一種ある母体が合体融合巨大化! 木星とほとんど同じサイズの巨人になって反撃されたんだよ!」
「合体に巨大化? どこのアニメよそんなの! いくら何でも信じられることと信じられないことがあるわよ!」
≪え、信じてたんじゃないの?!≫
思わず念話で突っ込んでしまったユーノだが、魔導師でないアリサに届くはずもなく。また、今まさにヒートアップの真っ最中の護にも聞こえることはなく。
「どうせバニングスさんには別世界の無関係な話だから信じろ何て言わないけどね! でも僕にとっては過去の一部で絶対不変の事実なんだ!」
「事実だろうが何だろうが荒唐無稽にも程ってものがあるわよ! アンタ実は異世界の超能力者ってだけで、二十歳だとか宇宙人と戦っただとかその辺全部嘘なんじゃないの!? よくあるでしょ、子供がくだらない作り話して自分はこんなに凄いんだよって自慢するやつが!」
あああああ、とこちらも多分ヒートアップして血圧上昇中っぽいアリサの不用意発言に頭を抱えるすずか。
親友同士三人の中で一番苦労性な気がするなとユーノは若干逃避な気分。こんなギスギスした空気は肌に合わないなのは早く起きて一緒に逃げよう。
「嘘? 作り話だって!? ――ふざけるな!! 一歩間違えたら地球はとっくに滅んでたんだ! 僕のよく知ってる人も死んじゃったし、僕自身も死にかけた!」
「何同情でも誘いたいわけ? そもそもアンタの話前提がおかしいのよ! 仮に言ってることが本当だとして十一年前のアンタはたったの九歳よ!? そんな生き残るかどうかも解らない戦場に連れてってもらえるわけないじゃない!」
能力があったら子供でも戦場にでるのは普通――と思いかけて、ここが管理外世界であることを思い出す。
常識や慣習の違いから来る認識の誤差だ。
「敵はウイルスだって言ったよね?! 僕の超能力の真価はそのウイルスに対する抗体なんだ! 全宇宙探しても治せるのは僕だけしかいないんだ! 第一僕の超能力を元に開発されたGストーンがなかったら、いくら強力な兵器を造ったところで吸収されて利用されるのがオチなんだからね!!」
「何よそのGストーンって!」
「このペンダントがGストーンだよ!」
凄絶な罵り合いとも付かない舌戦に口も挟めなかった面々であるが、その言葉に、はっと護の示す一見大きなエメラルドにしか見えない宝珠へ、釘付けとなった。
数限りない言葉の乱射から一転、落ち着かなくなるような沈黙が、満ちて。
「……形見だって言ってなかったかしら?」
「形見だよ。僕の生まれ故郷の物で、手元にあるのはこれ一つっきり。僕が生まれて、その抗体としての特性を調べて、対策をみんなで練って………でも、一年もしない内に……お父さんもお母さんも、故郷の何もかもが、ウイルスに滅ぼされた……」
「……滅ぼされた? 地球は無事だったんでしょ? 話が矛盾してるじゃない」
「………少し、言い換えるよ。僕が生まれて一年も経たない内に、僕の生まれた星は滅んで、僕は地球へ送られた」
一瞬、意味が解らないような顔をする、アリサと、すずかと、忍と、恭也と、ユーノと。
そして、言葉の意味を、違えることなく理解し、呑み込むにつれて。
絶句、を表す表情を、強張らせた。
「……………………まさ、……………か………」
掠れた声を、しぼり出すアリサへ向けて。もう躊躇をせず、護は、頷き。
「僕はそのウイルスと同じ星系で生まれた、地球外知性体……」
苦笑のような、寂しげな微笑で。
「……宇宙人、だよ」
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海に浮かぶ人工島、Gアイランドシティを取り巻くような小高い丘。
晴れ渡った空の下を、海に背を向けて階段へ足をかける。
初めてここを訪れたのは、木星決戦の後だな、思い出を振り返り。
この階段を登ったメンバーで、今まだ地球に残るのは自分だけだ、と、しこりのような寂しさに、哀惜を。
カツン、カツン。登り切って、広がるのは一面の石柱群。平日の朝だからか、都合良く、人影はまばらだ。
砂利を踏む音、風の鳴る音だけを共にして、一つの石柱の前で足を止める。
『命日には少し早いけど……次は、いつ来られるか解らないから』
携えた花を捧げて、目の端に涙を浮かべながら、笑って。
『ただいま……お父さん、お母さん』
墓碑を前に、両手を合わせた。
……バイオネットとの戦いは、まだ続いています。
お父さんもお母さんも、きっと心配していると思います。子供の出る幕じゃないって、ゾンダーや原種みたいに、僕じゃなくても良いんだから、戦う必要はないんだって、話すことができたら、きっと言うだろうなって、思ってます。
でも、これは僕の責任です。十五にもなっていない子供だけど、世界がこんな風になった原因の一端は、間違いなく、僕にあるから。誰に何と言われようと、この考えを改める気はありません。全部じゃなくても、僕に責任があるのは確かなんです。
だけど、赦して欲しいなんて言うつもりはありません。原因はあくまで一端。なのに僕が全部悪いみたいに謝るのは、おかしいと思うからです。
だから僕は、バイオネットを止めることで、僕なりの贖罪にするつもりです。その後のことは……解りません。でも、困ってる人を助けていけたらいいなって、そう思ってます。
次に来るのは、いつになるか解りませんけど……また、来ます。
それじゃ、お父さんお母さん……
『……行って来ます』
祈り、瞑目から覚めて、その場を後にした。
次に目指す場所は、当然。
重たい足を引きずって、向かう場所は。
もう一つの、お墓。
『……………………………………』
努めて無感情と無表情を装いながら、花を添え、線香をあげ、ひしゃくで水をかけて。
『…………………っ』
堪えきれなかった雫がこぼれ落ちる。
過去は変わらない。
何を為そうと、それは不変。
絶対の法則。
悠久の定理。
『……………』
溢れ出たものを拭う。
今なら、猿頭寺さんの気持ちも理解できる。
愛する人を失って、その人が、仮初めであれ命を持って、目の前に現れたら。
『………だけど』
遊星主の創造を否定した自分には、レプリジンを肯定する権利を持たない。持つことを許されない。
蘇生は創造に属する生命の禁忌。
過去を想い、記憶を愛で、思い描いていた未来がどれだけ素晴らしいものだろうと。
この世の始まりから続く法則にメスを入れては、ならない。
それが、心を支える大黒柱であっても――――
でも、
会いたいよ、華ちゃん。
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~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
………はっきり言います。
説明疲れるっ! ものすっごい大変でした! 書き上げましたが。ああ……眠い。十二時前だけど、ゆめうつつは眠いです。
ねろさん これはご丁寧に、ありがとうございます。はい、護病んでます。病みまくりです(笑)しかも組織嫌いに育ててる(?)なので多分管理局とも相性悪いと思います。それとP.Sですが……まだ確定していません。リリカルってヒロイン格多すぎるんですよね……。ハーレムって余り理解できないので苦手なのですが……どうしましょう? といった、困り具合です。はい。
a-23さん 思い出しましたか。別に意図してそう書いたわけもないのですが、言葉の内容と帳尻合わせようとしたら勝手に……。
俊さん あ、やっぱりですか。ですよね、弄った方が面白いですよね! でも自動人形、“新しい”のを造るのは考えてませんでした。
ぺんたさん そんな便利な魔法があったら楽でいいですね……勉強の必要性が消えてしまう。でもそうなると、得た知識や経験をどう応用できるかで社会的立場が決まりそうですね。
sinさん んー……確かに過去編、“今は”きつくないですね。(と、敢えて含みを持たせてみる)無責任艦長は名前だけ知ってます。偶に小説の背表紙を古本屋で見かけてましたから。
もこすさん あー、まあ、そういう意見の方もいらっしゃいますよね。これにお答えするとちょっと長くなりそうですので、下に書いてあるのをお読み下さい。
jannquさん おや、jannquさん。どうもです。水鏡は頑張って書いてます。遅いですが。でも次の番外編は面白くなりそうですよ。(こっそり極秘情報をお教えすると、番外は我愛羅メインの予定♪)TYPEMOONのは出てすぐ読みました。……感想は入れませんでしたが。うん。ネタだけあって大した無茶苦茶加減でした。
らぶデスさん ありがとうございます。そう言っていただけるとゆめうつつも嬉しい限りです。しっかり書いてくださる感想を見ると。喜びもひとしおです。これからも頑張ります。
ハイン2さん フキましたか(^^)どうもです。貴族制は思いつきだったのに、こうも納得してくれる人が多くて驚いています。
……さて、こんな物語をゆめうつつは書いているわけではありますが、このお話の基礎、骨格部分(護の魔改造)を思いついたのはいつだと思いますか?実はテレビ放送があった直後だったりします。当時小学校の低学年だったゆめうつつはその頃から厨二病を発症していたようです(笑)まあそんなわけで、田舎に住んでいるのもあり、しかも情報の収集が苦手だったりして、ドラマCDやFinalの存在を知ったのもここ数年内なのですよ。……ちなみに、スパロボはしたことがありません。アニメは全部見ました。でもディスクZは持ってません。小説は獅子の女王を除いて。マンガも集めてますけど、古本屋でも余り見かけないのが残念……。
とまあ、なかなかに偏っているゆめうつつですが、ガオガイガー好きなので時間かかってもいいから完結させようと思っています。……特に、今夏休みで免許取りに行ってるので遅くなるかもですが。
ではでは皆様、ごきげんよう。また会う日まで。
(修正しました)