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【千葉】

成田空港 CO2抑制 カーシェアリング 国内空港初

2010年5月28日

 成田空港で、空港内の事業者が自動車を共同で利用できる「カーシェアリングサービス」が始まった。空港内の車両数を削減して二酸化炭素(CO2)の排出量を抑制する狙いで、国内の空港では初めての取り組み。 (武田雄介)

 成田国際空港会社(NAA)の関連会社で、航空機への給油業務を行う空港内のJAFSウイングスが運営。空港内三カ所の車両ステーションに、ホンダのハイブリッド車「インサイト」を計六台配置している。

 入会して会員登録すると、ICカード型の車の鍵が発行される。パソコンや携帯電話を使ってインターネットで利用日時を予約すれば、二十四時間いつでも利用が可能。空港外はもちろん、空港内の制限区域も走行できる。

 月三千百五十円の基本料金と、利用時間と走行距離に応じた料金がかかるが、ガソリン代や税金など維持費は不要。JAFS社は、一カ月あたり十八時間、百八十キロ走行した場合、年間のカーシェア利用料金は社有車の年間維持費の半分に抑えられると試算している。

 空港内には業務用車両が七千台以上あるといい、JAFS社は「車両の買い替え時期などに利用を検討してもらえれば」としている。

 

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