いつもの散歩道「マネキンかと…」　大阪・ポリ袋に女性遺体

　「最初はマネキンかと思った」。警察へ通報した第一発見者の女性（６０）は心底驚き、怖くて震えたという。大阪府高槻市東上牧の淀川沿いの堤防斜面で、ポリ袋に詰められた女性遺体が見つかって事件で、捜査本部は３０日午前、現場検証を始めた。

　 ［フォト］女性の遺体が発見された淀川堤防の現場付近は一時騒然となった

　この女性は２９日午後５時ごろ、犬を散歩させていたときに現場を通りかかり、ポリ袋から中に白いバスケットシューズが出ているのに気づいた。きれいに足がそろっていて、すねも見えたという。このときは「きれいな靴やのにもったいない。マネキンかな。気持ち悪い」と思っただけで帰宅したが、家族と相談して再度現場を訪ね、近くの交番へ届け出たという。

　女性によると、２９日午前７時半ごろ散歩したときにもポリ袋があった。遺体はきれいな状態で臭気はなく、連れていた犬が騒ぐことはなかった。

　近くの会社員男性（５４）は、散歩中の２９日午後４時半ごろポリ袋に気づいたが、靴の底が見え、「大きい衣類ゴミを捨てやがって」と避けながら通ったという。

　この男性によると、遺体は黒いポリ袋の上からテレビの梱包（こんぽう）に使うような半透明の分厚いポリ袋がかかっていたという。

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