プロレスラー西村、武藤と街頭演説タッグ

　今夏の参議院選挙比例区に国民新党から立候補するプロレスラー西村修（３８）が２７日、山梨県の甲府駅前で街頭演説を行い、所属する全日本プロレス武藤敬司社長（４７）が応援に駆け付けた。スーツ姿でマイクを握った武藤は山梨県出身。「西村から政治家になりたいと聞いた時にはびっくりした。だがこの男の国を思う気持ちは本物。どうか応援してください」と訴えた。

　武藤は４月に右ひざの手術を受けたばかり。現在も３分立っているのがやっとという状態だが「全日のみんなが（応援に）来たがっているが、試合がある。おれはちょうどけがしてるからね。行けるところはどこでも行くよ」。足を引きずりながら、笑顔でファンからの握手や写真撮影の求めに応じていた。

　４月上旬から１日の休みもなく街頭演説を続けている西村は、武藤の親心に「けがをしてるのに本当にありがたい。なおさら負けられない戦い。全力で僕の気持ちを訴え続けます」と気を引き締めていた。

　［2010年5月28日8時59分　紙面から］