琴光喜、野球賭博を「否定」…協会も「信じる」

理事会出席のため国技館に入る大関・琴光喜

　日本相撲協会は２７日、両国国技館で理事会を開き、野球賭博疑惑が報じられた大関・琴光喜（３４）＝佐渡ケ嶽＝も一連の事情を説明するため呼ばれた。午後１時から冒頭の１０分間、場所中に警視庁から事情聴取を受けた内容などを理事に説明した。

　琴光喜は午前中には国技館内で生活指導部の陸奥部長、出羽海事業部長（元関脇・鷲羽山）、八角広報副部長（元横綱・北勝海）の３人から賭博にかかわった疑惑が浮上している床山、幕下力士とともに事情聴取を受けた。いずれも疑惑を否定したという。

　当初、協会側は琴光喜本人の事情聴取は否定していたが、師匠の佐渡ケ嶽親方（元関脇・琴ノ若）によると「昨日の夜に急きょ、呼ばれた」と明かした。陸奥部長は「本人が全くないと言っている以上、協会もそれを信じたい」と警視庁の調べを含め推移を見守る方針を示した。