(交流戦、広島3−0ロッテ、2回戦、1勝1敗、27日、マツダ)広島が前田健の好投でロッテに完勝した。前田健はロッテ打線を8回4安打無失点に抑えて8勝目。打線も二回に犠牲フライで先制すると六回、八回とチャンスを活かして追加点を奪った。
真っ向勝負。前田健が、破壊力あるロッテ打線を相手に「0」を並べた。
「今は結果がついてきてくれる。僕としてはいい感じでいます」
ここまで7勝(2敗)、防御率1・59、68三振はリーグ3冠王。圧倒的な安定感でチームを引っ張り、セ界での存在感は日増しに大きくなっている。15日の日本ハム戦(マツダ)ではダルビッシュに投げ勝った。打席に入ると、相手はあえて持ち球を披露してくれたた。「感じるものはありました。きれいなストレートなのかな、と思っていたけど、意外と動かしたりしていました」と一級品の球質を肌で感じた。
そしてこの日は、成瀬と火の出るような投げ合いを演じた。3連続完投はならなかったが、着々とエースの階段を上っている。
広瀬(六回の適時内野安打に)
「東出が三塁まで行ってくれていたので、何でもいいからかえしたかった」