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2010年5月27日(木) 19:25 |
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山口県でナルトビエイ大量発生
数年前から岡山県沖の瀬戸内海でも問題となっているアサリの天敵ナルトビエイが、同じ中国地方の山口県山陽小野田市沖で早くも大量発生し、漁業関係者などによる一斉駆除が始まりました。
ナルトビエイの一斉駆除が始まったのは、山口県山陽小野田市の小野田港沖です。 取材したこの日は、山口県漁協小野田支店などから漁船6隻が出て、網にかかったナルトビエイを水揚げしました。 ナルトビエイは、アサリなどの2枚貝を1日に体重の1割程度食べると言われています。 県内のアサリの漁獲量は1983年を境に激減していて、ナルトビエイの食害が大きな原因とされています。 結局この日は359匹、およそ6トンが捕獲され、中には幅1.4メートル、重さおよそ40キロの大物もいたということです。 捕獲されたナルトビエイは、下関市内の飼料会社に引き取られました。 8月までに10回の駆除が予定されています。
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