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2010年5月27日(木) 19:25 |
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日本糖尿病学会、岡山市に1万人
全国から1万人が岡山市に集結です。 日本糖尿病学会の学術集会が、27日から3日間の日程で始まりました。 コンベンションシティーを掲げる岡山市にとっては一大イベント。 最大級の歓迎で参加者をもてなしました。 また、今後の糖尿病治療の新たな方針も発表されました。
全国から1万人が集まる今回の学会。 岡山を全国に売り出す絶好の機会を逃すまいと、取って置きの舞台が用意されました。 26日夜のウェルカムパーティー。 閉園後の岡山後楽園を贅沢に貸切です。 岡山が全国に誇る自慢の名園での特別なもてなしに参加者も好印象をもったようです。 一夜明けて、いよいよ学会の初日が始まりました。 国内の患者数およそ890万人、国民医療費全体のおよそ3割を占めるといわれている糖尿病。 その予防と治療について、3日間で2047の発表が行われます。 その中で、今後の糖尿病治療に大きな影響を与える診断基準の変更が、27日の総会で承認されました。 赤血球の中のたんぱく質の一種ヘモグロビンA1cの数値を血糖値と同時に測定し、ともに基準を超えればその時点で糖尿病と診断できるという画期的なものです。 今年7月1日から適用される11年ぶりの基準改定で国際基準に合わせる医療界の第一歩でもあります。 お昼の時間、参加者に弁当が配られました。 莫大な量の食事をどう手配するかも課題の一つでしたが、ここまでは順調に進んだようです。 参加者は弁当を食べながらセミナーに参加。 しかし表情は真剣そのものです。 地方都市の開催は3年ぶり。 糖尿病の最新の知識と、コンベンションシティー岡山の情報発信が期待される学術集会は29日までです。
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