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2010年5月27日(木) 19:25 |
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石井知事、種牛の分散移動指示
宮崎県で感染が拡大している「口蹄疫」問題です。 岡山県は、県が所有する和牛の種牛について、一部を別の場所に移し集団感染などのリスクを回避する方針を示しました。
岡山県の石井知事が会見で明らかにしたものです。 岡山県が所有している「岡山和牛」の種牛は、美咲町の農林水産総合センター畜産研究所にエース級3頭と、候補13頭のあわせて16頭がいます。 岡山県は、このうちエース級を含む6頭の種牛をおよそ30km離れた赤磐市にあるセンターの本所に移動させ、集団感染などから守ることにしたもので、数日中に種牛を収容する畜舎を建設し、完成次第移動させる方針です。 一方、笠岡市も27日から市内の畜産農家へ、消毒用の消石灰を配布するなど対応を始めています。 消石灰の配布は、岡山県が1戸あたり20キロの配布を始めていますが、笠岡市は独自の支援として農家1戸あたり200キロを配布します。 このうち、笠岡湾干拓地の竹信博巳さんの農場では、外部からの車両が通行する農場の出入り口や畜舎の入り口などに消石灰を散布しました。 笠岡湾干拓地では、14戸の畜産農家がおよそ6000頭の牛を飼育していて対策の徹底に努めたいとしています。 また、県北津山市でも27日から市や地元のJAが口蹄疫予防のための消石灰の配布を始めました。 津山市野村の「JA津山資材センター」には、朝から津山市の畜産農家が訪れ、20キロ入りの消石灰3袋を受け取り、車に積み込んでいました。 週明け月曜日に岡山県が主催して県と市町村との連絡会議が開かれ、今後の連携の強化やさらなる対策などが協議されるということです。
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