6月に大型経済代表団訪日へ ヨルダン、主要閣僚7人【アンマン共同】ヨルダン政府が、原子力発電所建設や鉄道、再生可能エネルギーなど幅広い分野での日本との協力の在り方を探るため、6月初旬にも主要閣僚7人による大型経済ミッションを派遣する方向で日本政府と調整していることが21日までに判明した。ヨルダン筋が明らかにした。 2019年に最初の原発稼働を目指すヨルダンは原発の建設計画を日本・フランス連合と、ロシア、カナダの3陣営に絞り込んだばかり。日本にとってはアラブ首長国連邦(UAE)やベトナム(第1期工事)で韓国やロシアに敗れた原発受注で、売り込みと巻き返しを図る好機となる。 ヨルダン政府がこれほど大規模な経済ミッションを国外に派遣するのは初めて。発展の著しい中国や韓国に目を向ける国が多い中、親日国ヨルダンが日本に対する大きな期待を示すことになる。 ミッション派遣は4月初めに訪日したアブドラ国王が鳩山由紀夫首相との会談で意向を表明、国王が政府当局に具体化を指示した。6月6~9日での来日を調整しているが、鳩山首相との会談の可能性があれば、リファイ首相も訪日を検討するという。 【共同通信】
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