対北監視レベル引き上げ=非武装地帯に銃器搬入の動きも―米韓軍
(時事通信) 5月27日(木) 12:03:24
【ソウル時事】27日付の韓国紙・中央日報によると、米韓軍当局は26日、北朝鮮軍に対する情報監視レベルを一段階引き上げた。哨戒艦沈没事件で韓国政府が対北制裁措置を発表したことを受け、挑発の可能性が高まっているためという。
監視レベルは5段階で、「注意深い監視が必要」な「3」から今回、「国益に著しい脅威が及ぶ兆候がある」とする「2」となった。レベル2では、米国の情報衛星による監視が強化され、在韓米軍の偵察機の飛行回数が増える。状況によっては在沖縄米軍基地から空中警戒管制機(AWACS)なども投入される。
一方、韓国のYTNテレビは27日、江原道鉄原に近い非武装地帯内にある哨所に北朝鮮が14.5ミリ重機関銃を束ねた対空兵器を持ち込む動きが確認されたと報じた。非武装地帯への重火器の搬入は朝鮮戦争の休戦協定に違反する。
[時事通信社]
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