県警は26日、不正な申請で墓地を拡張したとして、大牟田市甘木にある宗教法人静照寺(じょうしょうじ)甘木山公園墓地の理事長、臼田完次(ひろつぐ)容疑者(66)=同市唐船=を偽造有印私文書行使の疑いで逮捕した。「偽造していない」と容疑を否認しているという。
容疑は05年7月28日、同墓地の拡張変更許可を得ようと、偽造された同法人名義の墓地等変更許可申請書を市に提出、申請したとしている。
暴力団犯罪捜査課などによると、同法人は98年ごろから活動実態がなく05年には代表役員代務者が死亡した。臼田容疑者は近隣住民の同意書や事業計画についての責任役員会議事録を偽造して提出したとみられ、許可後に墓地(1万2666平方メートル)は約220平方メートル拡張された。
この墓地は、同市に本部を置く指定暴力団九州誠道会が昨年7月、同道仁会(本部・久留米市)との抗争で死亡した両組織の幹部らの名前を入れた「忠魂碑」を建てている。
〔福岡都市圏版〕
毎日新聞 2010年5月27日 地方版