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電車無線、10キロ先に届いて非常停止 電離層で反射か

2010年5月27日12時34分

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 27日午前8時半ごろ、大阪府高槻市のJR京都線摂津富田駅近くを走行中の西明石発京都行きの普通電車(7両編成)の運転士が、踏切内に男性が立ち入っているのを発見。同線を走る他の列車を緊急停止させる電波「防護無線」を発信したところ、約10キロ離れた同府枚方市内の学研都市線を走っていた複数の電車も受信し、非常停止した。男性にけがはなかった。京都線は3分後に運転を再開したが、学研都市線で尼崎発京田辺行きの普通電車が津田―藤阪間(ともに枚方市)に約20分間停車、計5本が運休するなど約1万人に影響が出た。

 JR西日本によると、同じ路線を走る列車が使う防護無線は通常、半径1キロ程度しか届かない。今回のトラブルの原因については、夏の大気中にできる「スポラディックE層」と呼ばれる特殊な電離層が電波を反射し、通常より遠くまで飛ばしたのではないかとみている。

 JR西は「広い地域の電車が止まりお客様に迷惑をかけたが、安全性には問題がない」としている。

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