宮崎県内で相次いでいる家畜の伝染病、口てい疫の問題で、20日までに処分の対象になった13万頭余りの家畜のうち、処分して埋める作業が終わったのは7万2700頭余りで、全体のおよそ56%にとどまっています。
宮崎県によりますと、20日、新たに川南町や都農町、それに高鍋町のあわせて13か所の農場で口てい疫に感染している疑いがある家畜が見つかり、処分対象の家畜はおよそ5000頭増えて、159か所の13万258頭に上っています。これに対し、処分された家畜を埋める作業は、1日でおよそ4000頭増え、20日までに7万2776頭と、全体の55.9%にとどまっています。宮崎県は「作業に当たる獣医師などの増員で処理作業は以前より進んでいるが、1日に10か所以上で発生しており、作業が追いつかない」と話しています。