農相“感染拡大防げず”陳謝
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農相“感染拡大防げず”陳謝

5月25日 15時13分

家畜の伝染病、口てい疫の問題で赤松農林水産大臣は、25日の衆議院の農林水産委員会で、「結果的に感染が広がったことは申し訳ない気持ちでいっぱいだ」と述べ、感染の拡大を防げなかったことを初めて陳謝しました。

この中で、赤松農林水産大臣は、口てい疫に対する国の対応に反省すべき点はなかったか質問されたのに対し、「誠心誠意、必要なことはやらさせていただいた」として、これまでの対応に問題はなかったという認識を重ねて示しました。そのうえで赤松大臣は「結果として感染が広がり、残念ながら発生事例は200例になっている。それについては、たいへん申し訳ない気持ちでいっぱいだ」と述べ、結果として感染の拡大を防げなかったことを初めて陳謝しました。一方、現地対策本部長を務める山田農林水産副大臣は感染拡大の原因について、「処分の対象となった豚が埋却できずに何万頭と放置されてしまったことが感染を爆発させたのではないか。埋めるための土地の選定が進まなかったのがいちばん大きいと考えている」と述べ、家畜を埋めるための土地の確保の遅れが感染の拡大を招いたという認識を示しました。