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2010年5月26日(水) 19:35 |
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400年前の穀物の研究成果発表
瀬戸内市邑久町の餘慶寺にある仏像の中から見つかった400年前の穀物、その中に入っていた米を、新たにDNA鑑定をしたところ、現在の米に極めて近いことが分かりました。
瀬戸内市邑久町にある餘慶寺。 この寺には本尊として崇められてきたとされる千手観音像があります。 その姿は33年に一度しか見ることが出来ませんが、昨年秋、仏像の解体修理を行ったところ、仏像の頭部に、米や麦、大豆などの穀物が見つかり、当時の農業について知る貴重な史料になると期待がかかっていました。 研究を進めている就実大学で、その後の研究成果が発表されました。 穀物のうち、米のDNA鑑定をしたところ、DNAの配列が現在食べられている品種、日本晴とほぼ一致したことが分かったということです。 今回の研究で米のルーツの解明や、現在の米の改良に役立つことになるのではと、さらに期待がかかります。 餘慶寺の千手観音像から見つかった穀物などの納入品は、27日から岡山市北区の岡山県立博物館で展示されることになっています。
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