農水相、口蹄疫感染拡大を初めて謝罪
5月25日18時58分配信 TBS
「誠心誠意必要と思う事柄についてやらせていただいたつもりだと。ただ、結果としてこれだけ広範囲に口蹄疫が広がったと。そのことについては、大変申し訳ない気持ちで一杯です」(赤松広隆農水相)
これまで赤松大臣は、口蹄疫への対応について「反省するところはまったくない」と説明してきましたが、感染が拡大したことについて初めて謝罪しました。
また、現地対策本部長を務める山田副大臣は、「豚は、牛よりも感染力が高い」と指摘した上で、拡大の原因について次のように述べました。
「埋却処分できずに豚が何万頭と放置されてしまった。この事実が感染を爆発させたんじゃないか。埋却地の選定が遅れたことが、一番大きかったんじゃないか」(山田農水副大臣)
一方、種牛49頭を殺処分する政府の方針に対し、地元では、「種牛が処分されれば畜産の再建が難しくなる」という声が上がっています。
「やっぱり悔しいですね。本当にこれからの宮崎の畜産を復建・再建させるためには、種牛は絶対必要になってくるので、やはり残してほしい」(宮崎の畜産農家)
しかし、赤松大臣は「直ちに殺処分しなければならないと法律に書いてある。まだ49頭残っていることの方がおかしい」と、特例を認めない考えを改めて強調しました。(25日18:06)
最終更新:5月26日12時36分