大同門も宮崎畜産農家を支援!人ごとではない」
◆ 6月1日から末日までキャンペーン実施 ◆
焼肉店の大同門などを展開する「大同門株式会社」(大阪府吹田市)が26日、口蹄(こうてい)疫問題に苦しむ宮崎県の畜産農家を支援する「宮崎応援キャンペーン」を6月1日から実施すると明かした。また、政府は同日、宮崎県が保有する種牛が、殺処分により消滅危機にあることを受けて、独立行政法人が所有する種牛を提供する意向を示した。
◆ 募金した人に割安メニューを提供 ◆
感染牛の殺処分など口蹄疫問題が深刻化していく中、大同門が直営店7店舗、フランチャイズ4店舗での宮崎応援キャンペーン実施を決めた。
同社も宮崎牛を扱っているといい、綾城紀子常務取締役(43)は「宮崎県だけの問題ではない。少しでも力になれれば」と説明。さらに、同社が2006年1月、BSE(牛海綿状脳症)や牛肉産地偽装問題の影響を受け、民事再生法を申請したこともあり「当時は打撃を受けました。今回のことも人ごとではないですから」と付け加えた。
キャンペーンは、金額に関係なく、募金した人に割安メニューを提供するもの。内容は店舗ごとに異なるが、980円の「和牛ロース」を注文すると2500円の「神戸牛ロース」にグレードアップする、などとなっている。期間は6月末日まで。集まった募金は宮崎県庁に届けるという。
[ 2010年5月27日付 ]
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