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江本氏「向こうは育成選手、こっちは即戦力」
国民新党から出馬を表明後、看板の前でポーズをとる江本孟紀氏
Photo By 共同 |
元プロ野球阪神投手で元参院議員の江本孟紀氏(62)が26日、国民新党本部で記者会見し、同党から夏の参院選比例代表に立候補すると表明した。野球界からは、すでに自民党から堀内恒夫氏(62)石井浩郎氏(45)、新党「たちあがれ日本」から中畑清氏(56)と巨人OB3人が出馬を予定している。江本氏は「向こうは育成選手で、私は即戦力という違いがある!」とアピールした。
会見の質疑応答で記者から「巨人―阪神戦ですね」と選挙戦の“ゴールデンカード”と指摘されると、江本氏は「大いにあおってください」と上機嫌。その中で「即戦力!」発言が飛び出した。
同時期にプレーした堀内、中畑両氏からは出馬の相談があったことを明かし「堀内君には“まあ、頑張れよ”と。中畑には“どんどん出ていこうぜ。チャレンジした方がいいんじゃないか”と伝えた」と2人の背中を押したという。“先輩”として優しい顔を見せたが、毒舌を織り交ぜた“江本節”はやはり健在。
堀内氏に関しては「(2人とも)同じ団塊世代でね。おやじたちはまだ頑張るぞ、まだまだ元気でみんなをリードしていける世代だと、(団塊世代を)刺激するには非常にいい人が出てきたんじゃないかな」とほめたが、堀内氏が選挙戦は直球で勝負するとコメントしたことを知ると、「おれと対戦した時はチョロチョロ、変化球ばっかり投げてたのに」とバッサリ。「おれは(選挙戦で)変化球もビーンボールも投げる。ビンビンいきますよ」とまくし立てた。
さらに、3人に対するアドバイスを聞かれ、「選手時代は握手してもあんま頭下げなかったのでね。私も(スポーツ平和党でアントニオ)猪木さんと出た時は、頭は人よりも下げなさいと頭をグッと押されたことがあった。ジャイアンツの人はそれができるかどうか。まぁやらないといかんでしょうね」とニヤリと笑った。
著名人、タレント候補乱立の様相となっているが「売れている時に多額の税金を払っていて政治を一番身近に感じている。(政界に)入ってしまえば十分仕事ができる。中には評判悪い(タレント議員の)人もいます。ここでは言えませんが…」と相変わらずだった。
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