公開練習を終えた桜井“マッハ”速人=東京・巣鴨のマッハ道場
「DREAM14」(29日、さいたまSA)
米ストライクフォースのウエルター級王者ニック・ディアスを迎撃する桜井“マッハ”速人が24日、東京・巣鴨のマッハ道場で公開練習。「(対策は)ない!あると自分らしさが出せない。クソつまらない、こう着した試合になる」とノープランで挑むことを明かした。
21日に帰国するまで2カ月間、米シアトルで合宿を敢行し、体重140キロの選手やジョシュ・バーネットなどヘビー級の選手ばかりと連日、スパーリング。「戦争に行ってきたんだから、グリーンカードが欲しいくらい。(練習のダメージで)脳細胞が死んで、たぶん相当バカになったと思う。物忘れが激しいし」と振り返るほどの猛特訓を積んだ。
それも「世界のトップに君臨していないとイヤ」という自負心と「最高のパフォーマンスを見せないとやる資格がない」という信念ゆえのこと。長く総合格闘技のトップグループを走ってきたマッハが残留と進退をかけ、日本に成り代わって本場となった米国の王者との大一番に臨む。
(2010年5月24日)