投稿者
 メール
  題名
  内容 入力補助動画検索画像・ファイル<IMG><OBJECT>タグが利用可能です。(詳細)
    
  ファイル1
  ファイル2
  ファイル3
アップロード可能な形式(各1MB以内):
画像(gif,png,jpg,bmp) 音楽(mmf,mld) 動画(amc,3gp,3g2)

 URL
[ ケータイで使う ] [ BBSティッカー ] [ 書込み通知 ] [ teacup.コミュニティ | 画像 ]

[PR]  豊胸   物流費
teacup. ] [ 無料掲示板 ] [ プレミアム掲示板 ] [ teacup.ナビ ] [ 無料ブログ ] [ チャット ]

全1000件の内、新着の記事から20件ずつ表示します。 41  42  43  44  45  46  47  48  49  50  |  《前のページ |  次のページ》 

単眼思考と複眼思考

 投稿者:純粋まっすぐ君  投稿日:2007年 8月31日(金)01時11分55秒
返信・引用
  北欧に15年住み、その後も長年北欧と付き合ってきたという武田龍夫氏の著書「北欧」
のはじめにこのようなことが書かれている。

・北欧の紹介は、その多くが思い入れ過剰な福祉関連の紹介となっている
・北欧の国々の明と暗、光と影、表と裏を複合的にひとしく見据えること
・問題を単一の視点からからしか考えられないのが多くの日本の学者の欠点

こうしてみると、コナンさんの北欧論は、武田龍夫氏の言う通り、思い入れ過剰で、
ひとしく見据えておらず、単一の視点からしか考えていない。
 

希流さん、私のソースは

 投稿者:コナン  投稿日:2007年 8月31日(金)00時14分14秒
返信・引用
   竹崎孜氏のスエーデン4部作、(元ストックホルム大学客員教授。現在でも半年はスエーデン在住)  遠山哲夫氏(スエーデン在住。)の北欧通信、ブンゴート孝子さん(デンマーク人と結婚し、25年以上在住)オランダ学の著者ら(蘭在住日本人)、それに、蘭とスエーデンの現地視察団の報告記などです。 一応ね、視察団の報告記だけにはとらわれていませんよ。 他に資料としては、世界国勢図会、日本国際図会、今が分かる時代が分かる世界地図です。 世界銀行やOECDや各国政府の各種データがのっています。

 その中で、私が疑問に思うのは、まっぴょんさんが示した、現地スエーデンからの報告なんですが、
>その間失業者は欧州最高にまで達した、と言う記述があることですね。
 これは明らかに、データが違います。
まことさんが読んだ全労連世界の労働者の闘い、、、の現地報告でも、5%台の失業率ですか。 私の持っている他のデータでも5,9%、今が分かる時代が分かる世界地図p50では03年の統計としてスエーデンは4,0%でやや下降気味、とあります。独は8,7%+(やや増大)仏8,9%ー(やや下降)伊9,0、ー英5,1ー、スペイン11,4ーとなっています。 明らかに欧州最高の失業率じゃない。 その記述には具体敵意数値も年度も示されていない。そうしたかけはしの報告記を「軽率」に信じるわけにはいかないのです。
 スエーデンではその後ふたたび失業率は上昇傾向となり、5、9%にまで行ったがその後徐々に下がり気味だった。ところが5%台のまま中々下がらない。 そうした苛立ちの中で総選挙が行われたのだが、保守側は「働こう!スエーデン!!」という欺瞞的なスローガンを掲げ、マスコミを動員してのポピュリズム選挙をやり、「心配するな!福祉は充実させる!」とさえ叫び欺瞞に満ちたキャンペーンを張って、やっと187議席(左派は181議席)を得た、というものだった。  しかし、欺瞞に満ちたスローガンだけにむしろ難題を抱え込んでいるということにもなるだろう。 なにより彼ら保守派の本音である新自由主義とは相容れないスローガンだったからだ。
 だから政権は保守になったが、むしろ闘いはこれからなわけです。
隣国のデンマークでは保守派の連続勝利にもかかわらず総じて福祉社会保障のレベルは維持されているわけだしね。 それにノルウエーは労働党、社会党の左派連立政権ですね。
 

だからこそ、民主主義のせめぎあいに

 投稿者:コナン  投稿日:2007年 8月30日(木)23時42分40秒
返信・引用 編集済
   勝利することが左翼の中心課題であるべきなんですよ。
>民主主義のせめぎあいは圧倒的に資本側が勝ちをおさめています。
その結果、歴史的に福祉社会保証が高度に進んだんですかね? 明らかに戦後大きく進んでいますよ。 資本側の圧倒的な勝利の元での発展?
 だから、それは、資本側への賛辞となるのですよ。
私は労働者人民側が勝ち取ったものだと思いますよ。 つまり、民主主義のせめぎあいは一進一退ですよ。 しかし、過去に大きく前進させてきた。 つまり、労働者人民側が大きく勝利してきた。しかし、資本側の攻勢の前に後退させられてきた局面もある。 その一進一退のせめぎあいは非常に烈しく戦われている。 もちろん、左翼のあるべき戦術戦略は民主主義のせめぎあいに積極的に関わり、勝利を収めるように尽くすことです。
 

海外の例

 投稿者:まこと  投稿日:2007年 8月30日(木)20時32分37秒
返信・引用
  クリスチャン・ウルマー「折れたレール」(ウェッジ)を読む限りでは、英国における新自由主義的「改革」の一環として実施された英国国鉄民営化も「民主主義の後退」をもたらしたような気がします。

また、いま英国やドイツなど「先進」各国では水道の民営化が進んでいますが、モーリス・バウロウ「水 戦争の世紀」(集英社新書)などによると水道民営化は貧困層を水道を利用できない状況に追い込みつつあるようですね。これも、経済面における民主主義の後退と言えましょう。
 

希流さんは

 投稿者:まっぴょん  投稿日:2007年 8月30日(木)17時36分5秒
返信・引用 編集済
  議論の流れをよく把握してから書いた方がいいと思います。
北欧社会主義の「素晴らしさ」を「軽率に」語っているのはコナンさんのほう。
私はスウェーデンについてスウェーデン人左翼が書いた文章を引用した以外には書いていません。
http://www.jrcl.net/web/frame0601016h.html
 

北欧については…

 投稿者:希流  投稿日:2007年 8月30日(木)15時20分14秒
返信・引用
  まっぴょんさん、あまり軽率に語らない方がよいですね。
何せ実情がよく分からない。
僕の恩師でもある猿田正機さんなんかは手放しでスウェーデンを礼賛したりして
いましたが、お客様待遇で組合本部なんかを訪問したところでどれほど実情を
把握できているのか、かなり疑問に感じるところがありました。
北欧については特にスウェーデンを中心に取り上げる本が日本でもいくつか
出版されてはいますが、執筆者のかなりの部分がさほど長期でもない滞在で
簡単に結論を出している点が気にかかります。だいたいスウェーデン語をまともに
使いこなせる研究者というのがほとんどいない。比較的関心を集めていた
ボルボに関する研究の紹介が上手くいかない理由の原因の一つは
そこにあったりします。英語が使いこなせる組合幹部への聞き取りはともかく、
英語でのコミュニケーションが出来ない一般の労働者への聞き取りは
日本の研究者では実際には不可能ですからね。
まあそんなわけなんで、北欧に関する実情を日本にいて把握しようというのは
かなり無理でしょう。
分からんことはあえて触れないことも必要ではないか、と思います。
 

すでに説明済みですが

 投稿者:まっぴょん  投稿日:2007年 8月30日(木)14時17分23秒
返信・引用
  「政治は経済を土台としている」って話はしましたよね。民主主義とは「議会と選挙」だけの問題ではないのですよ。民営化とは、「政府」という形で国民が参加できる場所から、「企業」という、政治とは別の場所へ移される事なのです。資本主義経済の実権は資本家が握っています。だから民営化が進めば進むほど、「資本の独占」による「市場の原理」が貫徹していくのです。この原理のもとでは労働者は「労働力と賃金」という形でしか考慮されません。

各企業の経営にまで労働者が介入できるようになれば「民主主義の深化」と言ってもいいでしょう。しかし「民主主義のせめぎあい」は圧倒的に「資本家側」が勝ちを制しています。
 

日本の例では

 投稿者:コナン  投稿日:2007年 8月30日(木)14時05分34秒
返信・引用
   まことさんの言うとおり、民主主義の後退でしょう。
 北欧の例が民主主義の後退なのかは、その実際を検討しなければ分かりません。
一概には言えないのですよ。
そして、公的サービス公営化すれば民主主義の前進かどうかもまたその事例をよく検討しなければ一概には言えない、と言うのもその通りです。

 ですから、結論として、民主主義は過去も未来もせめぎあいの中にある、と言うことです。 そこから”本質的に階級独裁・階級暴力が貫かれている”などと単純にいえるようなものじゃない。 その国ごとに個別に観察考察しなければならないし、たとえ、資本側が権力を握っていても、民主的規範法規にある程度縛られている、ということから出発するべきことなのですよ。  つまり、社会の改革改良ということになるわけです。
 その辺が民主主義を考察観察することがなかったマルクスやレーニンの限界なのでしょう。
 

というか

 投稿者:まこと  投稿日:2007年 8月30日(木)06時22分57秒
返信・引用
  そもそも国民皆兵制度とは、軍事面における「民主化」を促すための制度だったんですよ。しかし、この国民皆兵制度が「徴兵制」へと変質するに連れて、外征のための兵士を低コストで集めるための制度へと変質してしまいました。

それに、仮に徴兵された兵士達が民主主義的規範意識を身に付けていたとしても、軍とは徴兵された兵士だけで動いている訳では無いでしょう?そこには厳しい身分関係もあれば、階級的要素も絡んだ「政治」もうごめいています。

また、所謂「民営化」についてですが、私も国営・公営企業礼賛論にはむしろ懐疑的なんですね。国営・公営企業が得てして民主主義とは程遠い官僚主義に陥る傾向も見られることは、それこそ旧ソ連や中国の事例を見ても明らかですし。

企業体としては非国営・公営でありながらも、労働者・市民の側が経営のイニシアチブを握れるような形での民間企業の改革の道を模索するという道もあり得るかと思います。(既に実践例もある訳ですが。)

しかし、国鉄民営化や郵政民営化の如きは、「国民」の共有資産であるインフラをより資本の利益に資するために切り売りするための施策です。国営・公営企業ならば形式的ではあれ国会などを通じた「国民」の政治的コントロールが機能する余地がありますが、民営化されればそれすら機能しなくなり、「経営の論理」が最優先されます。

そういう意味では現状の民営化は「民主主義の後退」であると言えるでしょう。
 

民営化で、階級独裁・階級暴力ですか?

 投稿者:コナン  投稿日:2007年 8月29日(水)21時34分14秒
返信・引用
   民営化はそれほど巨大な民主主義の後退なのですか?
それはそのシステムによる。 蘭の場合は、政府がコントロールしながらも医療保険は民間保険会社が所管している。 まっぴょんさんが示した民営化の問題点とは、そういう場合もあるというもの。 確かに多々あるけどね。
 だが、医療分野では日本は政府がコントロールし、公的保険制度でありながら、医療供給
体制は主として民間病院が受け持つという民営化路線をとっている。(欧州は公的病院)
 こういう体制の問題点はもちろんあるが(労働問題など)医療評価では世界一位の評価を受けてきた。(最近揺らいでいるが) だから、個別に議論すべきで、すべての民営化即民主主義の後退だ、とはあまりにも針小棒大なぎ論だし、だから<本質的>には階級独裁、階級暴力だとは議論の飛躍もはなはだしいよ。
 そうした議論が成り立つなら、その逆も真なり、だしね。

つまり、北欧ももともとはひどい貧乏な諸国で(フィンランドはロシア領でしたよね?)格差社会(ロシアのジニ指数は39,)だったのですが、今や資本主義的発展はロシアよりはるかに進んでいるが、格差はジニ指数で24〜26だ。
 これはまっぴょんさんの主張によれば北欧は巨大な民主主義の進展・深化が進んだ地域だ、という論証を<も>しているということになる。逆も真なりだから。
 どうですか?

 しかし、そうした北欧での歴史的な巨大な民主主義の進展の中での昨今の民営化が人民の民主的権利の後退を示す可能性もある、ということには注意を払う必要は確かにある。

 つまり、民主主義の歴史的深化と発展は必ずしも一直線じゃなく、常に深化と後退のせめぎあいの中にあるということなのだ。
 もともと、社会保障福祉というものがそもそも民主主義の理念の体現化でもあるのだからその強化とは社会保障・福祉の強化ともなるわけ。もちろん、他に、政治的諸権利の強化は言うまでもないが。

 独で保守社民大連立のメルケル政権が育児支援策の抜本的強化策を打ち出したのは、そうした福祉制度の部分的強化であり、民主主義の強化だ、とも言えるわけ。
 また、日本で、民主党が一人当たり2万5千円の育児支援金を支給するなら、それも重要な成果であり、ジニ指数の改善にかなり寄与するだろう。 でも、それだけじゃなく、これも民主主義の強化だともいえるわけだ。 低所得者の生きる権利・子育ての権利を保障強化するものだから。

 結論、 民主主義はせめぎあいの中で歴史的に強化進展してきたし、これからもせめぎあいの中にある。

 だから単純に資本側の階級独裁・階級暴力とは言えない。

なぜなら、もしそうなら、本質的に資本側が階級独裁・階級暴力を行使する中での本質的には資本側の意思による、民主主義の深化・発展であったし、社会保障福祉の充実だったからだ。
 つまり、資本側はそういう譲歩をしてくれるかなりお人好しな階級集団なのだ、ということになるからだ。
 

北欧も民営化に揺れています

 投稿者:まっぴょん  投稿日:2007年 8月29日(水)14時01分48秒
返信・引用 編集済
  >単純な(資本側による)階級独裁・階級暴力

単純ではありませんが「本質」としてそうである事には変わりないと思いますね。それから「民主主義」は「民営化」という手段によって益々われわれから遠のいている事に気づいていないのではないでしょうか。例えば社会保険の不公平さは「行政がわれわれ国民に公平に供与するべきだ」という社会的了解があるから問題になってますが、民営化されれば「金を多く払った者が多く受け取るのは当たり前。その際、保険料率をどうするかを決めるのは会社の自由であって、国民が口を出す権利はない」って事になる。つまり、コナンさんの認識とは正反対に、実は「民主主義」は「深化」しているのではなく退化しているのです。

民営化は、公共サービスに対して国民が平等にもっていた民主的権利を消滅させ、出資者にだけに(出資比率にしたがって)特権を与える事に他なりません。「貧富の差を行政によって緩和しよう」という体制から「金を持っている者が勝ち」という体制への移行を意味します。これが較差を拡大させるのは当然。北欧諸国もまた、この民営化の流れの中にあります。だ・か・ら、「北欧諸国はそのドグマから自由だ」などという考えは、あまりにも北欧政権を美化している考えではないかと思うのです。
 

だから、それはドグマなのですよ

 投稿者:コナン  投稿日:2007年 8月29日(水)12時27分32秒
返信・引用
   1、現代は階級対立がある階級社会である。
これは普遍的でドグマじゃない。
 しかし、そこから導き出しているいくつかのことはドグマなのです。
 例えば、
 2、階級独裁 階級暴力
 これについては各国ごとに事情が違う。
 警察も労組を持ち、民主主義が深く浸透している社会、徴兵制だが、そうすると民主的規範を深く身に着けた市民が兵士となり、他の市民に銃を向けるのだろうか?そういう民主主義が深く浸透した社会では、マルクスの言説は再考慮しなければそのままではドグマとなりますよ、と批判しているのですよ。
 そういう民主主義が深く浸透した社会では階級闘争は権力側も民主的規範に縛られている、と言うことができるわけで、だから権力闘争は議会や大統領や知事といった政権をめぐる闘いが決定的に重用となる。 そして、そういった社会での階級闘争の現れ方は、どういう、どちらに有利な妥協を獲得するか、ということになる、と言っているのですよ。
 つまり、
 3、北欧については階級対立の解消・克服ではない。 それも明確に言っています。
  だからまっぴょんさんのドグマの中で、私に反論しても、
 ハイ、その通り、北欧社会も立派な階級社会であって、階級対立が解消・克服されてなどいませんよ。 私は初めからそういっていますが、それがどうかしましたか?
 というのが私の回答なのです。
 ね、私の回答をなぞっているだけですよ。
じゃ、どこがちがうのか?と言えば、
 4、北欧社会では労働者人民にとってはるかに有利な妥協を勝ち取っており、階級矛盾が大幅に<緩和>されている、そういう社会だということです。

 言い換えるなら、単純な(資本側による)階級独裁・階級暴力、とは言えない社会である、ということです。

 だから、階級独裁・階級暴力、などなどはドグマなのですよ。
 

階級原理から導き出される答は

 投稿者:まっぴょん  投稿日:2007年 8月29日(水)10時05分23秒
返信・引用
  階級対立を「克服」し両者が協調する事ではなく、一方の階級が他方の階級に勝利するしか、解決の方法はあり得ない。これが階級対立の概念から導き出される答です。階級闘争の様々な局面において、戦術的譲歩はあり得ますが、それは常に最終的勝利を目指す中で「戦術的に」考えるべきであると思います。

下層階級の希望を担ってブラジル大統領となったルラは、権力の頂点で階級的譲歩を始めました。一方、ベネズエラ大統領となったチャベスは今もアメリカを「悪魔」と罵り、闘いの姿勢を崩していません。この違いはその後の南米政治の動向を見るうえで極めて重要です。
 

すれ違いの最初は

 投稿者:まっぴょん  投稿日:2007年 8月29日(水)09時48分45秒
返信・引用 編集済
  私がこの社会を「階級的原理」に基づいて、「階級独裁」「階級的暴力」「民主的中央集権」の概念によって説明したのに対して、それをコナンさんが「ドグマ」と批判した事からです。

ドグマとは、「ある場面では正しいが、それを拡大してあらゆる場面に適用するのは間違いである」という意味に使われるのが一般的です。しかし階級概念は、この世界が地球的規模でつながっている事から「あらゆる国家・地域・社会」に適用される、と私は考えています。つまり、コナンさんが私を「ドグマ」と呼んだという事は、地球上には「階級対立の原理が適用されない地域もあり得る」あるいは「階級的対立を解決できる地域があり得る」という意味になるのではないでしょうか。

コナンさんは、私の「ドグマ」が当てはまらない地域の例として北欧社会主義を対置したのではなかったでしょうか。そうすると、この「ドグマ」を巡る論争の帰結は、「北欧社会主義は階級対立を克服したのか」あるいは「克服できるのか」にあると思います。しかしながら、北欧諸国を観察してみても、残念ながら北欧社会主義ですら、この階級対立の最先端に位置する現象である「資本主義グローバリゼーション」から抜け出すことができていない事を示しているのではないでしょうか。
 

それはそうだが

 投稿者:コナン  投稿日:2007年 8月28日(火)22時25分24秒
返信・引用
   私は最初から”わが国”のレベルに限定して話をしている訳じゃない。
 まずは各国ごとの闘いが基本にはなる、と言っているが、国際的な労働者人民の闘いと運動が基本で、相互に激励連帯しあう関係にある、といっている。

 そこをまっぴょんさんは、コナンさんは”わが国”レベルで話をしているでしょ?と自分の推測や感性での話しを私に押し付けて、だから〜だと思う、と自論に持っていく。
 それはいくらそういっても、私の主張じゃないから、私への反論とはならない。

 こういうのをすれ違いって言うんでしょう。
 

やはり階級的視点が…

 投稿者:まっぴょん  投稿日:2007年 8月28日(火)10時19分12秒
返信・引用
  北欧政権も南米政権も含めて様々な政権構想が左派の中で練られているわけですが、
ぼくは結局「階級的視点」が欠落したままではだめだと思っています。
国境に分断された「我が国」の中で考えている限り、
「我が国の利益」が他国の仲間からの搾取の結果であるという因果関係が見えない。
同じ南米政権でも、ルラとチャベスのちがいはそこにあるんじゃなかろうか。
 

ルラ政権

 投稿者:コナン  投稿日:2007年 8月27日(月)22時34分47秒
返信・引用
   については、左派からの批判は有るが、その左派も内包するという左派中道右派混合政権
らしいと言うくらいの理解です。 よくは知らない。 南米での対米独立志向の左派(含む中道、ブラジル、アルゼンチン、チリなど)の動向がどうなるかは注目に値すると思います。 ブラジルについては賛否両論あるが、しかし、この政権でないなら、米国にもっと露骨に近い政権となるような力関係にあるのかもしれない。 そうした力関係のもとにあるなら、支持しながらも、内部で左派の力量を高める努力と言う選択もありうるだろう。あるいは外部に独立した左派の潮流を築く試みもありうるだろう。どちらにしても土地改革を求める運動の強化などの闘いが力関係を変える重要な契機となるだろうと思う。
 アルゼンチンキルチネル政権は保守の良識派と思っていたがどうなのか良く知らない。
まあ、全体的に情報が乏しく、自分なりに判断できるレベルじゃないかな。
ときどき、かけはしをネットで流し読みするくらいだからね。他には赤旗からの情報か。
 

ブラジル労働者党問題

 投稿者:まっぴょん  投稿日:2007年 8月27日(月)14時22分48秒
返信・引用
  ブラジルPTのルラは大統領の座についたとたん、国民の期待を裏切り、グローバリズムに荷担する政策を推進しました。そのため党内で分裂が起こり、左派が出ていきました。また次の選挙では大幅に得票数を落とし、いくつかの州政府や市長の座を失いました。それから「南の銀行」についての記事も紹介します。グローバリズムに引きずられない経済政策を実行するための手段として期待されています。

※ブラジルについての討論(3)http://www.jrcl.net/web/frame070716f.html
※南の銀行設立について(上) http://www.jrcl.net/web/frame070723f.html
※南の銀行設立について(下) http://www.jrcl.net/web/frame070730f.html
 

その対応策の実例が

 投稿者:コナン  投稿日:2007年 8月27日(月)12時57分29秒
返信・引用
   ブラジルに見られるような、社会民主・自由主義・路線でしょう。
国際的パイの分け取り競争対策を行いながら、一方で一定の社会民主的な側面をも併せ持っている。
 すると、社会の最底辺にまでは、中々改善が行き渡りにくい。時間がかかる。
 しかし、それでもやはり、ブラジル労働党を支持しますね。より左派の立場の諸勢力をも尊重しながらですけど。底辺の底上げが結局は必須ですから。 これはスエーデン社民党とより左派の左翼党との関係に似ていますか。 ちょっと両国の比較は良く分かりませんが。

 まことさんが言った、
後進国の資本主義的発展はその国も労働者人民にとっても願ったりかなったりになりませんか?
という私の質問に、マルクスの言葉を引用しながら”それ<も>ありです。”と答えたこと
は、正直言って驚きましたが、私もそれ<も>ありなのかな、と思いました。
 まっぴょんさんは前者の方のみを強調しますが、後者の例もあるんじゃないですか?
北欧だって貧しかったんですよ。 それにゼロサムゲームなのか、と言う問題があるのですよ。 地球資源に限りはあるけれど、現により高い経済発展が後進国にあるんですから。
 そうした数値は実際に手元にありますからおいおい紹介しましょう。
 それにそもそも、なぜ現代は世界的植民地社会じゃないのですか?
昔は植民地分捕り合戦だったわけでしょう? そこからして諸国民の闘いの前進だし、ある程度の民主主義の進展があるから様相が違ってきたわけですよね。


 つまり、その辺は世界と各国の民主主義の進展の度合いと各国の政権の性格によるのでしょう。

だから、中国よりはインドの方がまだましかな、と思いますし、ロシアよりはブラジルの方がはるかにましかなとも思います。 ベネズエラは石油資源という強力な武器をもっていますから、はるかに左派急進的改革が可能ですけど。 他にボリビアも有望な天然ガス資源を有し、左派急進的改革が可能な国かな、と考えています。

 民主主義の進展の度合いが、その国の労働者人民が国際資本に搾取されっぱなしの悲惨な実態と言うだけになるのか、一定の分配を保障されながら、 まことさんが言う”それ<も>あり”という願ったりかなったりの状況が一ある程度生まれるのか、、、各国ごとに事情が違うでしょう。 それでも弾き飛ばされる諸国にはODAなどの国際援助が必要だし、その資金源としてトービン税もありうるでしょう。 実際に、北欧・蘭はODAにも熱心です。
 

パイの分け前について

 投稿者:まっぴょん  投稿日:2007年 8月27日(月)11時25分23秒
返信・引用 編集済
  以前にもどこかで書いた事をちょっと思い出したので、それを下敷きに書いてみますね。「パイの分け前」というのは、「資本主義的利益」というおおきなパイを各国がどう分け合うか、という論理のことで、旧帝国主義時代には、露骨に「植民地の分捕り競争」の事を指すものでした。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/32/China_imperialism_cartoon.jpg/300px-China_imperialism_cartoon.jpg
http://www.pinkvalley.com/tanaka/img_photo/050510.jpg

コナンさんのイメージの中にはこの「各国がパイを奪い合っている」現実があまりにも稀薄な気がするんですよ。各国はそれぞれ「獲得したパイを自国民にどう分配するか」を考えるまえに、自国のパイを少しでも多く獲得するために競争している。その現実に対して、下層階級の者は、この「パイの獲得競争」に対してどういう立場をとるのか。そこが問われているんじゃないでしょうか。コナンさんは、北欧諸国が比較的公平に自国のパイを国民に分けている、と主張する。それは日本と比較すれば確かにそうだと思います。でも、その北欧諸国だって、やはり他国との競争でパイを奪い合っています。そしてその結果、その争奪戦からはじき飛ばされている人々がアフリカやラテンアメリカ、あるいは各国の片隅にたくさんいる。この「パイ獲得競争」がなくならない限り、「自国で公平な分配を目指す」事をめざすだけではダメなんです。

実をいうと「各国がパイを奪い合っている」というイメージは旧帝国主義時代には顕著でしたが、今は違ってきています。多国籍・無国籍企業が増大しているために、大資本の利害と各国の利害とが一致しなくなってきているからです。資本は、国境の枠組からもっと自由になっています。だから実際には大資本は、各国ごとにわけられたパイの中の「おいしいところ」だけをあっちこっちの国からかすめ取っていく。だから結局それぞれの国の下層階級は、「自国の資本」だけから搾取されているのではなく、世界中の資本から国際的に搾取されている。これが最も分かりやすいのは中国です。中国は世界中から資本が投下され、急速に発展していっている。しかしその利益の大半は外国資本に持ち去られていっているのです。その最大の犠牲者が中国労働者階級です。彼らは世界中の資本から搾取され、しかもその飼い犬になりさがった自国共産党政府に直接弾圧されている。
http://www.jrcl.net/web/frame070827f.html
 

以上は、新着順921番目から940番目までの記事です。 41  42  43  44  45  46  47  48  49  50  |  《前のページ |  次のページ》 
/50 


[PR] 美容皮膚科 新潟の販売/ファッション求人