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いや、だから…

 投稿者:まっぴょん  投稿日:2007年 8月27日(月)10時03分44秒
返信・引用
  「トービン税も各国の法制度化が必要では? 」という、コナンさんの問いかけのスタイルに違和感を感じるんですよ。コナンさんは「国としてこうしていくべきじゃないの?」と言っているわけでしょ?

各国でそうした世論が持ち上がり、すんなりと国会で決まり、それを政府が実施する…というような構図を描いているとしたら、あまりにも「政治」というものが、われわれに「無関係」すぎる。「ATTAC」という団体は、トービン税の実施を求めて世界中で運動を展開していますが、これは元々はフランスで移民や失業者や労組などが集まって作った団体です。運動によって圧力を作り出さなければ政府は譲歩しないと知っている。またトービン税のような投資家と対決する運動であればなおさら国際的に連携した運動でなければ実現できない。
 

トービン税も各国の法制度化が必要では?

 投稿者:コナン  投稿日:2007年 8月26日(日)23時08分54秒
返信・引用
   ありませんか?
 各国民国家による国際条約化と国内法の整備が必要ですよね。
そういう国際資本を動きに網をかけるような力関係が各国で築けるるようなら、また同時に福祉社会保障の充実化も各国で可能でしょう。
 同時に、
>国家の福祉政策(ブルジョア増税)に頼ってきた貧困者の生活を益々悪化させてきた事実の前には無力です。
 と言うような無力な力関係ではそうしたトービン税もまた無力な展望でしょう。

トービン税の実現には国民国家による国際条約化と各国の批准・国内法整備という手続きが必要ですから。 力関係による難易度で言えば

 福祉・社会保障の充実化<トービン税 (より困難)となるでしょうね。
もちろん、それでも私は両方を求めるべきだ、と言う立場ですけどね。

 ブローバルな労働者人民の闘いのレベルと民主主義の進展の深さがそうした力関係を変えるでしょう。
 

スポット派遣はある意味で寄せ場未満

 投稿者:noiz  投稿日:2007年 8月26日(日)14時37分18秒
返信・引用 編集済
  提題どおりですが、まことさんの指摘は労働運動の側の重要な課題をついていると思います。

現在あるスポット派遣・日雇い派遣は、都市部における寄せ場労働の拡大です。ヤクザが派遣企業に置き換わり、チンピラ舎弟の手配師の役割を派遣企業のアルバイトがつとめる。昔は口入れ・人夫だしの「ピンはね」でさえ嫌われたのに、現在の派遣企業による「ピンはね」は当然のことという風潮がある。ヤクザでさえ「ピン=一割」だったのに、現代の派遣企業はさらなる高率の天引きを大手をふって行っている。まさに資本の野蛮というべきでしょう。

日雇い派遣労働への要請は、資本側が使い捨ての短期労働によって業務を補完するという構造が原因となっています。従来の数ヵ月単位の派遣と異なる日雇い派遣特有の困難な状況は、「与えられる仕事」そのものが本当に短期であったりすることです。雇う側が法で規制されている有期の期間など一切考えなくてもよい一日仕事。こうした仕事が元請けで消化されずに外部委託されるところに、構造の歪みをわれわれは見なければならないでしょう。このような「仕事出し」はかつては寄せ場に集中していたわけですが、現在では都市部全域に拡散しています。産業構造の転換・景気低迷によって寄せ場は放棄され、派遣業に「活路」が見出された結果といって差し支えないはずです。しかも装いはソフトにこらされているものの、実はヤクザ手配より高率の中間搾取が行われているだけによりタチが悪い。

しかしそれにしても、短期の外部労働に依存して凌ぐという日本の産業構造は本当にコスト低減を結果するのでしょうか。使い捨ては、あたりまえのことですが、士気の下方平準化と未熟練の固定化を招きます。アウトソーシングということが、資本にとっても本当に都合のよい構造といえるかどうか不明です。巨大企業が余裕たっぷりにCSR(企業の社会的責任)ということをいうなら、自らの直接雇用回避の政策が招く結果への責任も取るべきではないのか。

ともあれ、まことさんが喝破されているように、構造的な現実が日雇い派遣労働者の横の連携を予め分断しています。現代の日雇い派遣の特徴は、溜場(寄せ場)も必要とせず、携帯・メール一本で口入れの声かけがすんでしまうことにある。労働者にしてみれば、手配師がいる場に出かけなくてもよいかわりに、携帯・PHSが生命線となっています(だから「自由と生存のメーデー」のデモでは携帯電話関連のシュプレヒコールを採用していました)。現代の日雇い派遣労働者は、仕事場以外に「仲間」との交流を得る場を持っていません。その仕事場にしてもスポットでころころ入れ替わり、面子も一定しないというのでは、ここで交流をつくるのは非常に難しい。だから「運動」としてみれば、「現場」への工作が絶対に必要になります。有形無形の労働者クラブの機能をもちえた寄せ場という地勢的条件がないため、「介入」する契機も縮小されていますが、工作抜きに労働運動はありえません。…口はばったいものいいですが、まことさんは工作者になれますよ(笑   (追記:「思うところがあって」現場に入られているそうですから、すでにして工作ですね。失礼しました)

しかしその工作としては、しかしヤサ・寝ぐらへ直接働きかけるよりも、やはり仕事の現場の方で行われる方がよいのではないかと思います。人の心理として、やっと一人になって休息するという時間への介入はやはり抵抗感をうむだろうからです。そこがタコ部屋のごときコモディティ(共用)型のレストルームなら状況は異なってくると思いますが。

正規雇用労働者以上に、労働法や労働運動に隔絶された世界におかれている人たちに向けては、やはり現状にあわせてモバイル端末向けのウェブサイトの整備などが必要だと思います。資本の技術に対して圧倒的に立ち後れています。(って他人事のように言ってられないのですが)
 

あらためて「階級社会」の原点から

 投稿者:まっぴょん  投稿日:2007年 8月26日(日)14時19分52秒
返信・引用
  私が最初に提示した「階級社会」についてはコナンさんも同意してくれましたが、これは「世界の問題」であって、「世界をどうするか」の問題だ、という事だと思うのです。それに対してコナンさんは「北欧モデル」を提示したわけですが、そのモデルが果たして「世界を変える事ができるのか」という事です。

「各国がそれぞれ北欧モデルを採用するべきだ!」という「べき」論は、現実に資本が国家権力よりも強力な力をもって、国境を超え、国家間の利害を資本の利害の下に踏みつぶしていき、その結果「国家の福祉政策」に頼ってきた貧困者の生活を益々悪化させてきた事実の前には無力です。我々には、そうした「一国のモデル」をも含めた「実現可能な戦略戦術」が必要となっている。noizさんが提示する労組運動は、その戦略戦術の具体例だと思います。またトービン税は、国際的な貧困者・被差別者の運動(アタック)によってひとつの方法として提示されています。

利益を優先しようとする資本に対しては、「戦い」がなくては成果を挙げられない。ここに書いている人の多くがそう思っている。ぼくもそう思っています。
 

ぎょーむれんらく

 投稿者:削除@CIA  投稿日:2007年 8月25日(土)16時33分41秒
返信・引用
  1日あたりの投稿数を数えましょう。  

う〜ん

 投稿者:まこと@お仕事前  投稿日:2007年 8月25日(土)11時58分18秒
返信・引用
  90年代後半くらいまでの私ならば、コナンさんの意見と7割5分くらいは同じだったんですよね。

ただ、近頃の私はコナンさんが前提とされている「枠組み」自体が変容しているのでは無いか?という問題意識がある。だから悩むんですよね。

コナンさんは私の意見を「悲観論」と言いました。何処かの板の旅が大好きな自称「自由人」は私に怨念を感じると陰口をこぽしていました。

まあ、怨念はともかく(笑)、些かばかりか悲観論に陥っているのは事実です。先述のような問題意識・懐疑があるので。

ただ、今の私はこの「悲観」を大事にしたいですね。安易な楽観論は思考停止の一因ですしね。
 

いわゆる提唱(例、トービン税、タックスヘイブンの撤廃、など)は戦略戦術なきべき論の典型ですよ

 投稿者:コナン  投稿日:2007年 8月25日(土)11時36分2秒
返信・引用
   だから、それは絵に描いたもち、きれい事、と突き放すか、そうした議論をどう実践に生かせるのか、と前向きに取り上げるのかは自分の姿勢の問題だと思うけどどうだろう。
 それは安直だろうか? 私は自分自身の戦略戦術観が問われている気がする。
 私は常に後者でありたいと思う。
 

自己批判

 投稿者:コミケ現闘(正統)  投稿日:2007年 8月25日(土)08時24分8秒
返信・引用
  わが党がコミケ闘争を爆笑的に貫徹されたことを断固として祝うとともに、
わが「コミケ現闘(正統)」が決起出来なかったことを自己批判する。

…はともかく、けっこう色んなところでいろいろあるようで…。>6.30
なかなかうまく追いかけられない。コマッチャウ。

参考サイト(党首閣下の声明が転載されている部落)
http://plaza.rakuten.co.jp/bokassa/
 

続き

 投稿者:まこと  投稿日:2007年 8月25日(土)06時22分40秒
返信・引用
  つまり、日雇い派遣労働者は携帯電話やITを利用した労務管理によって、メチャクチャ「分断」されまくっていると言えます。

あと、私は日雇い派遣の世界に実際に足を踏み込んで未だ日が浅いので実態を知り尽くしている訳では無いのですが、noizさんが言うような日雇い労働者側の「無知」もかなり根深いんじゃ無いかという気はします。実際、私が休憩時間の時にたまたま話をした「日雇い派遣歴ウン年」の人達にソッチ方面(笑)の話題を何気無く振ってみたのですが、「労働組合なんてオレタチには無縁だよ」という反応が返って来ました。

確かにグッドウィルやフルキャストの日雇い派遣労働者が労組を立ち上げ、部分的に成果を掴んでいるのは事実でしょう。しかし、そういう日雇い労働者はほんの一部の「目覚めた」人達なのであって、多くの日雇い派遣労働者は正規労働者以上に労働運動とは全く無縁の世界に置かれているのでは無いかという気がします。

ちなみに、「危機待望論」云々の話が出て来たので、問題提起された「議会」云々の話からは少し外れますが、付記します。

「民衆が貧窮に陥いれば反撃の運動は活発化する」という主張は「サヨクな層」の一部で前から言われていることですが、果たしてどうでしょうか。明日の生活にすら四苦八苦している人は「食い繋ぐ」ことに精一杯で、政治だの労働運動だのを考える余裕は無いのではありませんか?また、集会に行くにしても現地に行くための電車賃やバス代の余裕が無ければ、集会に参加することすら出来ません。

また、先述した日雇い派遣労働者の実態とも関連しますが、「追い詰められた」人々に限って現状から抜け出すための法制度なり運動なりの知識を得る機会を喪失しているという面もあります。

だから、例えば名古屋で「反貧困」の集会を開催しても、参加者の職業は「労働運動歴ウン十年」の公立学校(元)教師など、赤木智弘氏の言うところの「安定した労働者層」が少なくなかったりします。もっとも、6月の名古屋の反貧困集会は「野宿者」も結構いましたが、「分断」されている「ネットカフェ難民」と思しき人達は皆無だったと思います。(東京などの事情はよく知りません、念のために。)
 

スポット(日雇い)派遣労働者の現実?

 投稿者:まこと  投稿日:2007年 8月25日(土)05時53分46秒
返信・引用
  私は最近思うところがあり、本職の休みの日を利用して「スポット派遣(日雇い派遣)」の労働を実際に体験しているのですが、正社員労働者ですら労組組織率が低下している中で日雇い派遣労働者相互が「連帯」するのはかなりの困難があるだろうなあ〜と実感しています。

まず、日雇い派遣労働者には労働者が互いに親しく顔を付き合わる「場」自体が少ないと実感しています。まず仕事をする現場そのものが頻繁に変わることが少なく無い上に、そこで働く人のメンツも毎回変わるということが多いように思います。(もっとも、同じ現場でレギュラー的に働いている日雇い派遣労働者もいます。)

また、日雇い派遣労働者は基本的に携帯電話を使用して派遣会社とのシフト等の調整を行ったり、仕事を貰うための交渉を行います。わざわざ派遣会社の事務所に行く必要は無いのですね。さらに、給与支払に銀行振込が利用できる派遣会社の場合、もう派遣会社の事務所に行く機会は殆ど皆無と行って過言ではありません。(悪名高いグッドウィルやフルキャストは事務所での現金支払いのみのはずですが、私が登録している日雇い派遣会社は銀行振込も選択出来るのです。)

従来型?の建設業等に従事する日雇い労働者の場合、山谷や釜が崎などに集住している人も多く、そこで「横軸」の関係が産まれる環境がありました。

が、日雇い派遣の場合、携帯電話を通しての派遣会社と日雇い派遣労働者との「縦軸」の関係性はあっても、労働者相互の「横軸」の関係性は極めて希薄だと思います。日雇い派遣労働者には山谷や釜が崎のような「労働者の街」すら存在しないのですから。

実際、所謂「ネットカフェ難民」(その大半が日雇い派遣労働者のようです)の問題に取り組んでいる労働運動の関係者から話を聞いても、まず「ネットカフェ難民」に接触すること自体が困難を極めると言われます。「山谷や釜よりも難儀する」とも口にされていました。


さらに私がカルチャー・ショックを受けたのは、Yahoo!のコンテンツとして設置されている「ショットワークス」という短期バイト専門サイトを通じて日雇いの仕事に就いた時です。ここに求人を出しているのも実は多くが日雇い派遣会社なのですが、ここを利用して「面接・研修無し」「給与支払いは振込」の仕事を選択すると、仕事を手配する派遣会社の事務所スタッフ(実は彼らの多くもバイト)とすら一度も顔を合わせること無く仕事に就くことが可能なのです。
 

民主党の多義性?

 投稿者:noiz  投稿日:2007年 8月25日(土)03時14分7秒
返信・引用
  もいおさん、はじめまして。

日本最大の労組ナショナルセンターである連合は、民主党を支持政党としています。日本経団連や経済同友会は、民主党に政治献金しています。

民主党の前原誠司は過激な新自由主義者だとも言われ、郵政完全民営化論(郵貯・簡保「資金」の民間誘導論など)においては確かに政府より「過激」とも取れますが、他方で「短絡的な競争原理、表面的な効率化を追い求める自民党」を批判し、「官が担うのはセーフティネット」、「民には公共性を求める」という議論もしています。額面通りに受け取るなら、民間資本の野放しにも一定の監視をすることを要求してもよさそうです。
http://www.maehara21.com/

この前原の「幅」が象徴するように、民主党そのものに「ブレ」があることに着目するなら、「制度圏」にかかわる運動に力を入れる人たちがいるのも理解できないではありません。(アナキストとしてはそんなことを言ってはいけないのかもしれませんが、笑)

ところで民主党の労働政策ですが、最近になって「雇用対策3法案」なるものをぶち上げています。
http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=9871

いかにも行き当たりばったりなリップサービスだなこりゃ。本当に「派遣」の見直しをやる気があるのか? 雇用流動化の突破口に手をつけようとしたら経団連や同友会が黙っちゃいないと思うんだが、という感想。
 

「格差」論を超えようとする労働運動への一縷の希望

 投稿者:noiz  投稿日:2007年 8月25日(土)02時16分59秒
返信・引用 編集済
  コナンさん、不躾な横やりへの応答ありがとうございます。あなたの住民運動への係り、という具体的な話をへの返礼として、ぼくとしても幾らか「希望のある」具体的な話をします。

>自分で自分の悲観論、つまり自分らには戦略戦術がない、ということにいらだっているだけじゃないですか?

戦略戦術が皆無ということにいらだっているのではありません。理想論は持つことを拒否しないものの、理想と乖離する現実という自らの力量のなさに無自覚であってはならないということをいっているのです。

自省にあえて逆らって幾らか希望をつなぐとすれば、いわゆる「本工主義」労働運動の限界をふまえた新たな労働運動が生起しつつある「具体」性にこそあります。それは全労働者の三分の一、若年(24歳、25歳未満だったかな)労働者の二分の一にもおよぶ非正規雇用層が徐々にではあれ労働(組合)運動に合流しはじめているという現実です。ぼく自身が末席に加わっているフリーター全般労働組合はこの非正規雇用者のための組合ですが、事実、駆け込み寺のようにして相談や加入者が増えています。身びいき的に言及しなくても、全労連系としては首都圏青年ユニオンが「若者の労働組合」として数年前に誕生して幾つかの争議を勝利に導いていますし、並行して各地で個人加盟を基軸とする地域合同労組が増えてきています。また既存の同様の労組も活躍する場が増えている(そうならざるをえない)と聞いています。

もちろん「職場に組合がなくても、ひとりでも加入できる」ことをうたう合同労組は、戦後直後からありました。とりわけその先駆として全国一般は皆さんよくご存知だと思います。その後、本工主義批判をテコとして地域合同労組の運動の波は幾つか生起してきた歴史があるわけですが、いま再び今日的「ワーキングプア」の反攻として合同労組の波が起きているのです。

「新しい」といってみたところで、それらの労組にしても戦略・戦術は「いま・ここにある」労働法制を活用して、使用者・雇用者の専横をきちんと詰めていくことに基礎を置いていることはいうまでもありません。労働者派遣法新設(85年)・改悪、労働法そのももの改悪という流れのなかで、労働委員会の斡旋・労働審判手続きなども含め、使えるものは最大限に活用しながら労働者の人権・利益を守るという「労働組合としての闘い」に大きな変化はありません。

戦略というか、理念としていうならば、この動きのなかにあっては正規・非正規の枠をこえる展望を持たなければならないだろうと思います。それは「同一労働同一賃金」という古色蒼然とした、しかし重要なスローガンにも集約されるだろうし、横の連携の新たな動きとなって現れるかもしれません。(大企業中心の)「労働組合は闘わなくなった」といわれて久しい昨今、今まで組織されてこなかった層において自己組織化が胎動していることに着目すれば、「非正規」の運動の可能性は、資本にひかれたボーダーを超えざるをえない現実にあるだろうと考えています。先だってILOは請負(一人親方的下請け)・委託やフリーランサーなどにも「広義の労働者性」を認めるべきだと提言しましたが、今まで「自分は(組織されるような)労働者ではない」と思い込まされてきた多くの人々を巻き込みうる新たな組織化の契機が世界的に広がっています。それは新自由主義が展開するなかで現実に与えられた条件ともいえるはずですが、こうした現実に規定されて、正規雇用中心の大企業労組・官公労には見捨てられてきたともいえる、増大する「ワーキングプア」の運動論もまた勃興しています。(「労働者」概念の拡大を試みる「プレカリアート(不安定労働者階級)」論もそうでしょう) この先に、「われわれ労働者」は、「独占資本─下請け」秩序という日本資本主義の二重構造に規定された既成労働運動の限界点を突破する展望を描かなければならない。このあたりの話は、コナンさんのいわれる戦略の議論として展開しうるでしょう。

ところで、現在の「駆け込み寺としての合同労組」の闘いは、単に物取り主義として終わらずに展開されつつあります。例えば日雇い派遣(スポット派遣)企業に不当にピンハネされていた部分の取りかえしの闘いがいま耳目を集めていますが、グッドウィルユニオン(派遣ユニオン分会)などは単に「取りかえす」ことだけでなく、派遣企業の不当労働行為・違法ピンハネを黙認してきた厚労省の責任も問うべく追及しています。あるいは日雇い派遣にもアブレ手当て(寄せ場の日雇い労働者がかち取ってきた失業手当てに相当)を制度化すべきだという働きかけもはじめています。こちらは社会保障の不備をフォローする動きですね。

※フルキャストユニオン(派遣ユニオン分会)がフルキャストと締結した労働協約にはこの日雇いのための失業手当ての整備が謳われており、フルキャストは労働協約を受けて日雇労働保険適用事業所の申請をしていますが(今年二月)、厚労省は事実上これを蹴っています。このことも含め派遣ユニオンは厚労省の日雇いへの差別対応を批判しています。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007072802036468.html

また、資本の攻勢に抗する「社会運動」としては、先にも言及したように(ホワイトカラーを中心に残業代を払わないことを正当化する)日本版ホワイトカラー・エグゼンプション制度化への対抗キャンペーン運動があり、これは新旧・ナショナルセンターの別を問わない横断的な運動がつくられ現状ではその制度化を何とか阻止しています。運動としては労働組合の枠内に止まらない、一定の関心をひきつけることにも成功したと評価できるでしょう。「反貧困ネットワーク」のキャンペーン運動が労働組合にとどまらない広範な連携をつくり出しているということなども、同様の地平で注目できるでしょう。これらの運動は、新自由主義的な資本の野蛮に対する、新たな「労働者運動」の芽として肯定的に位置付けることも可能だと思います。

日本版エグゼンプション反対 共同アピール運動
http://www.jex-no.org/

反貧困ネットワーク
http://www.k5.dion.ne.jp/~hinky/

というように、資本の圧倒的な攻勢という奔流のなかにありながら、抵抗の足場がまるごと押しながされているわけではありません。ぼく個人としてもここに希望をつなぐものですが、「日常的な」組合活動の積み重ねのなかから、自分たちの側から新たな「労働社会」を生み出すための「理論」を紡がなければならないと思っています。

ps
すみません、宣伝にしちゃいました…笑
 

ブルジョアジー左派の矛盾

 投稿者:純粋まっすぐ君  投稿日:2007年 8月25日(土)01時03分48秒
返信・引用
  コナンさんの経営する会社ではパート従業員も数名いるということです。
一生懸命働いてくれていると他板で述べています。
一方、経営者のコナンさんはというと実業をほったらかし、選挙時は世話役で活躍し、
公害反対運動、公営住宅改修改善運動や住民の生活改善運動等々に勤しみながら、年収は
2千万円超です。
コナンさんの報酬はパート従業員から搾取してなりたっているといえるでしょう。

天下国家を論じる前に自分の経営する会社内に限っても階級矛盾、給与格差が広がって
いるようです。
そのような矛盾を抱えながら、このような主張をすること自体も矛盾している。

コナンさんの本音は、ブルジョア増税でもブルジョア減税でもなく、ただ議論を吹っ掛けて
相手を言い負かしたいだけのお人だと、他板での論争をつぶさに見てきた私はそう感じます。
本人は”自分はディベートに長けている”と思い込んでいるようだから。
 

いや、コナンさん

 投稿者:まこと  投稿日:2007年 8月25日(土)00時23分27秒
返信・引用
  「国際的な民衆の連帯による国際人権条約の強化」云々の議論を展開していたのは、コナンさんあなたですよ。

で、私が国際人権運動を取り巻く苦難の一端を書いたら、「私は闘いの教師では無い」「自分で考えろ」ですか?

そんなの、単なる理想論の言いっ放しでしょう。

あなたが展開しているような教科書的国際連帯論など、私も承知しています。が、私はそれが教科書的議論に過ぎず、現実は多くの苦難があることを承知しているから、あなたのような安直な「回答」を展開したりはしないのですよ。
 

危機待望論的ですが・・

 投稿者:もいお  投稿日:2007年 8月24日(金)23時44分40秒
返信・引用
  教基法や憲法などのデモに参加したことしかない自分がこの場で書き込みをすることを恥じつつ、書き込ませてもらいます。

資本の攻勢に対する戦略論についての議論が行われていますが、歴史的主体ではない大多数の人々の投票行動が、資本の攻勢に何らかの歯止め、労働の攻勢への転換の契機にはならないのでしょうか?

言い換えるなら、「痛み」があまり見えなかった小泉の時代には、その先に起こるべき状況について活動家や一部の学者が言っていることに耳を傾けなかった大多数の人々も、自身の生活の危機が如実になってくると、反自由主義的政策を採る政党に投票するようになるのではないでしょうか?

そうなってくると、資本を国内に引き止めたい政府も、大多数の国民の要求との間に板ばさみになり、労働側にも新たな運動の可能性は生じてこないでしょうか。

noizさんの
>たとえ民主党天下になろうと、その現実は変わりません。あるいはもっとひどいことに>なる可能性もある。一口に力関係の反映といいますが、その反映する現実のひどさの前>には、大所高所の「手段方法のべき論」は届きようがないということを理解してほしい>と思います

というご意見を読んで、上記のようにはならないのだろうか?、と思いました。(現実は一筋縄でいかないのでnoizさんの見解のほうが正しい気がしますが・・)

P.S コナンさん、はじめまして!(:
 

世帯の所得格差、過去最大に…厚労省調査の05年ジニ係数(読売新聞 8月24日21時27分配信)

 投稿者:伊達 純  投稿日:2007年 8月24日(金)23時25分36秒
返信・引用 編集済
  http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070824-00000014-yom-pol

「『ジニ係数』とは何ぞや?」という声があったのと、こういう記事は、ことあるごとに貼り付けておこうという声があったのとで、リンクしました。

 この記事によると、2005年のジニ係数が0・5263になったとのことです。

 ジニ係数が0.5というのは、全体の上位所得者25%が、所得全体の75%を占めている状態のこと。

>まことさん、それはあなたの悲観論です

↑これは言い過ぎ。

 私は、どちらかと言えば、コナンさんの言っていることを好意的に解釈してきた方だと思います。それが証拠に、「人民食堂」における議論などで、コナンさんとことを構えたことは一度もない筈です。

↓例えば「ル・モンド・ディプロマティーク」に以下の記事があります。

金融市場を非武装化せよ イニャシオ・ラモネ(Ignacio Ramonet) ル・モンド・ディプロマティーク編集総長 訳・三浦礼恒(1997年12月号)
http://www.diplo.jp/articles97/9712.html

↓ここで、次のように書かれています。

> 今こそ破壊的な資本の動きの中に、それを軋ませる砂の粒を投げ
> 入れなければならない。それには3つの方法がある。タックス・
> ヘイブン(租税回避地)の撤廃、資本所得課税の引き上げ、金融
> 取引への課税である。

「金融取引への課税」が、いわゆる「トービン税(通貨取引税)」です(ただし提唱したトービン自身が、金融取引への課税を世界的な格差の是正のために使うというアイディアに対しては「トービン税」という名前を使って欲しくないと言っているらしい)。

 この「通貨取引税」と並んで、「タックス・ヘイブン(租税回避地)の撤廃」「資本所得課税の引き上げ」も提唱されている訳ですね。

 世界大(Worldwide)でこれを行なえば、確かに国際的にも国内的にも経済的な格差、不公平は確かに是正されるでしょう。そんなことは、noizさんにしろ、まことさんにしろ、まっぺんさんにしろ、いずみさんにしろ、十二分に御存知、百も承知のことと思います。

 しかし、これに立ち塞がる大きな壁がある。国境という壁、国境を越える民衆運動の主体的な力量の不足、特に日本という国の壁、日本の民衆運動の主体的な力量の不足etc…。

 これをどう具体的に乗り越えるのかという点で、noizさんにしろ、まことさんにしろ、まっぺんさんにしろ、いずみさんにしろ苦闘しているのではないかと思います。

 なるほど、コナンさん、そしてコナンさんの組織の実践は素晴らしい(のかもしれない)。しかし、その「素晴らしい」実践から程遠いところで呻吟つつ苦闘している人たちだっている。そういった人たちの心のひだのようなものに対しての想像力を失いたくないものだと思います。呻吟しつつ苦闘している人たちに対して、単に悲観論と決めつけるのは、想像力が欠如しているとしか思えません。そう思いませんか?

追記1)
 コナンさんのこの言いようは、『論座』で「「丸山真男」をひっぱたきたい」を書いた赤木智弘氏に対して、ある左派系の論者が「自分で闘えばいいじゃないか」と言ったのと似通っているように思います。それでは国境、地域、担う課題などの違いを乗り越えて「通貨取引税」「タックス・ヘイブン(租税回避地)の撤廃」「資本所得課税の引き上げ」を実現することなど出来ません。

追記2)
 現在の日本のありように対して北欧諸国を、飽くまでモデルとして対置するのは、それなりに理解できますし、有効だとも思います。私の畏友であるさとうしゅういちくんもやっていることですし。ただ北欧諸国とても、新自由主義のグローバリゼーションの進展で、国内企業が海外へ移転する動きを見せているという指摘もある訳です。北欧諸国をモデルではなく、理想化する訳にはいかないのではないかと私も思います。

追記3)
> どうすれば人権侵害を食い止めるのに有効な連帯を構築出来るのか、
> 具体論には一切言及されません。(まことさん)

 具体論になるかどうかはわかりませんが、国、地域、世代、性別、セクシュアリティ、担う課題などによって異なった苦労や実践があることに対する想像力を働かせること、また、そういった苦労や実践から学び合おうとする姿勢を持つことは、国境、地域、世代、性別、セクシュアリティ、担う課題などを越えて連帯する民衆運動を構築するための必要条件の少なくとも1つではないでしょうか?
 

まことさん、それはあなたの悲観論です

 投稿者:コナン  投稿日:2007年 8月24日(金)22時50分15秒
返信・引用
   ですから、あなたがその現場で苦悩苦闘しながら解決していくしかないでしょう。
私は闘いの教師でもなければ、先導者でもない。タダの一市民ですよ。
 そして自由に意見を言えるこの板で、自由に意見を言っているのですよ。
私に、具体的戦略戦術論がない、絵に描いたもち、きれい事、などと言う言葉を言う暇があればあなたがその自前の戦略戦術論を展開すればよいだけのことでしょう。
 同じことはnoizさんや回収車さんにもいえるんですよ。 自分で自分の悲観論、つまり自分らには戦略戦術がない、ということにいらだっているだけじゃないですか?

 それぞれの運動・闘いがあり、それぞれに闘っているがお互い孤立はしていない。
こういう板でも意見や経験を言い合えるわけですよ。
これだって大事なことじゃないですか?
 わたしはアムネステイーの運動には関わってはいませんよ。
 公害反対運動や公営住宅改修改善運動や乳幼児児童生徒医療費の無料化といった住民の生活改善運動に関わっているのです。
 それぞれがそれぞれの運動と闘いの具体的戦略と戦術を練る、ということですよ。
 他に(私に)求めて、それがない、などと言っていてどうするんですか?
それこそ、まことさん自身に戦略と戦術がない、とうことの自白じゃないですか?
 だから他者からの意見を受け止められない、苛立ちをあらわにする、ということになっているんじゃないですか?
 もし、公害反対運動や生活改善運動での他者からの意見があれば、私なら、その意見には戦略戦術論がない、絵に書いたもち、きれい事、などと言う、言葉を投げかけるなどということはまず考えられませんよ。その意見の汲むべき所は大いに汲みながら戦略戦術論が欠けている、と思うなら、自分たちの自前の戦略戦術を披瀝し、経験を述べ、感想を訊く、という経過を経ながら、意見交換をしていくでしょうけどね。 残念ながらまことさんやnoiz
さんや回収車さんからはそうした自前の戦略戦術論の展開がない。 なにか運動が行き詰っているような、苛立ちのようなものを感じるんですけどね。
 

また、

 投稿者:コナン  投稿日:2007年 8月24日(金)22時24分2秒
返信・引用 編集済
   共産党の後援会として(私はその世話人でもある)この間、老朽化した公営団地の営繕改修運動に取り組んできましたが、ここでも重大な成果を勝ち取っています。
 風呂の改修とシャワーの設置です。 現代の生活習慣からするとシャワーがないと言うのは若い世代ではまず考えられないことでしょう。 またお年寄りが多くなって来ているその団地では、敷居が高いタイプの古い風呂桶では転倒の危険が常に付きまとうのです。
 体がだんだん不自由になってきているお年寄りには転倒事故は即骨折・寝たきりに直結する重大問題です。 これも初めはそのほかの営繕要求が中心課題でしたが、戸別訪問したりしてアンケート調査やビラいれなどの活動をしていった結果、風呂の改修要求が強いことが分かったのです。 団地での県幹部との懇談会や対県交渉などを経てついに風呂の改修が決まり、その団地はモデル団地として最初に改修をすることになりました。 一戸あたり30万円かかるということなので、全県では対象戸数2500戸ということで、7億5千万円規模の改修となります。 これも先に述べた<歳出面=福祉の充実化>からの運動ですが、公営住宅の改善は重要な福祉制度の充実化なわけです。 公営住宅には国は全国で5000億円の予算を割り当てているが、45%のみの支給で、残る55%は県が自前で準備しなければならない。だから財政が逼迫している県としては渋る。
 すると、その予算は使われないままになる。 しかし、世論を集めれば、(たった一箇所の団地の世論だが)県を動かし、成果を勝ち取ることもできる。 県に福祉の一部の充実化を実行させる(支出させる)こともできるわけだ。

 他にも、乳幼児医療の就学前までの無料化を県下各自治体で勝ち取ることができている。
県の制度のレベルでは、3歳児未満までは一回500円の月2回までの支払い、それ以上就学前までの幼児は一回500円を月4回までの支払いなのだが、3歳児以下は私の市では無料となった。 我が家もこれに随分お世話になっている。市民は相当助かっているだろう。 特に低所得世帯は(公営団地の住民はこうした世帯が多いだろう。)公営住宅の改修とあわせてこうした医療制度の充実化は大いに助かるのではないだろうか。
 私たちの「現場」での運動はかなりの成果を上げつつあると思っている。
民主党は中学までは医療費を無料化すると言っている。
 ならばこの運動を一層高めてしっかり実行させることだろう。 その前に自公政権を倒さねばならないが。
 

具体的戦略・戦術論無き「すべき」論はキレイ事に過ぎません

 投稿者:まこと  投稿日:2007年 8月24日(金)21時51分13秒
返信・引用
  所謂「国際人権運動」なるものの片鱗に関わり合っている私は、この日本の政府が如何に国際人権法に基づいた国連人権委員会の勧告やアムネスティ・インターナショナル等の団体の提言を無視しまくっているか、「現実」を多少は知っているつもりです。

日本政府が自国が批准・加盟している国際人権法を誠実に遵守すれば、代用監獄なんぞとっくの昔に廃止されているでしょう。また、条約難民認定されてきるクルド人庇護希望者が「ゼロ」なんてことは有り得ません。

しかし、現実はご存知の通り。

コナンさんが言われる「労働者人民の視点に立った国際法の整備」が必要なのはその通りだし、国際人権法の具現化のための国際的連帯運動が必要なのもその通り。

そして、何よりもコナンさんが言われる路線を希求している民衆は現にこの世界には少なくありません。私も入会しているアムネスティ・インターナショナルなどは全世界で百万人以上が参加している国際組織です。

しかしながら、現実はこの日本をも含めて国際人権法なんぞ無視した人権侵害が横行しています。

コナンさんは「民衆は連帯して対抗すべき」と“べき論“は繰り返されますが、どうすれば人権侵害を食い止めるのに有効な連帯を構築出来るのか、具体論には一切言及されません。

そんな簡単に連帯できれば、誰も苦労も苦悩もしませんよ。

これも「悲観論」なんでしょうか?
 

 現場では

 投稿者:コナン  投稿日:2007年 8月24日(金)21時46分20秒
返信・引用
   一例を紹介すれば、私の地元では公害反対運動が闘われています。 地元にある世界的大企業による煤煙公害です。 それにより、私の子どももそうでしたが、ひどい喘息患者の子どもたちが多く発生し、窓の汚れや、粉塵、悪臭もかなりひどいのです。
 私もその運動に関わってきました。私らの運動はごく少数の市民によって担われています。 いつも世話人会に出席するのは10人に満たないでしょう。
 しかし、署名を集めたり、アンケート調査をしたり学習会を開いたり、対企業、対市、対県交渉を行ったりしています。 だが、中々その大企業は責任を認めてきませんでした。
 交通渋滞が原因じゃないか、、とか言ってははぐらかすのみでした。
 しかし、我々の地道な交渉と追及によって、ついに一部の関係を認めるにいたりました。
また、煤煙除去装置は設置しているものの、夜間はこっそり低速運転に切り替えて大量に煤煙を出していたことが内部告発によって明らかにされました。電気代を節約するためだそうです。
 こうした追求の結果、ついに80億円掛けて煤煙除去装置を最新設備のものに取り替えさせることができました。しかし、まだ全てじゃありません。 全て取り返させるなら100億円以上の出費となるでしょう。それは次回以降順次取り替えていくと約束させる所までにいたっています。 しかし、とにかくも、数歩前進です。
 電気代を節約するような渋い大企業に100億円以上の公害対策費を支払わせるという約束をさせたわけです。(80億円は支払済み) こうした運動はもちろん、即革命じゃありません。これも結局は、ブルジョアに支払うべきものを(公害対策費)をより多く支払わせる、というものです。

 私たちの運動体は随分小さいものですが、国際的にも知られるようになり、同じような問題を抱える韓国からの調査団がやってきて懇談会を開いたりしています。その韓国の調査団は市と交渉し、市に調査団の派遣費用を支払わせることを勝ち取っているのです。日本よりはるかに進んでいます。 彼らはその予算を使って独にも調査団を派遣しています。 彼らの調査の結果は日本は(私の地元は)一番ひどい、というものでした。まあ、韓国よりも劣るのですけどね。
こういう対策費などはブルジョア諸君にしてみればできれば支出したくないものでしょうけどね。(何しろ電気代を節約しようと言うのですよ) 私たちは成果を上げつつあるけれど、世界の視点からみると、独や韓国の闘いのほうが進んでいるわけです。そういう運動の交流・励ましあいはぜひ必要でしょう。
 中国はどうでしょうかね。おそらく一番ひどいんじゃないでしょうか。劣悪な労働環境、生活環境なんじゃないでしょうか。 韓国の調査団は日本を(私の地元を)反面教師にするのだ、という言葉を残して帰っていきました。
 相手は強大だけど、成果がないわけじゃないのですよ。
皆さんの「現場」での闘いはいかがですか?
 

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