暴力団観戦 親方2人を処分へ
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暴力団観戦 親方2人を処分へ

5月26日 5時5分

去年の大相撲名古屋場所で、現役の親方2人が手配した特別席の入場券を使って暴力団幹部らが観戦していた問題で、日本相撲協会では27日に理事会を開き、親方2人から直接話を聞いたうえで処分を決めることにしています。

この問題は、去年7月の大相撲名古屋場所で、現役の親方2人が日本相撲協会の有力な後援者や企業に割り当てられる「維持員席」と呼ばれる土俵下の特別席の入場券を手配し、この券を受け取った山口組系の暴力団弘道会の幹部ら延べ55人が場所中の取組を観戦していたものです。日本相撲協会では、譲り渡し自体を原則として認めていない「維持員席」の入場券を使って、暴力団幹部らが連日特別席で観戦していたとされることを重くみて、27日の理事会で、親方2人から直接話を聞くことになりました。この中で、相撲協会では暴力団とのかかわりや、入場券の入手を取り計らった経緯などについて事実関係を確認したうえで、2人に対する処分を決めることにしています。そのうえで、今後の暴力団排除のあり方について検討することにしています。