4月にロケットニュース24が独占インタビューを行った藤井厳喜氏と西村幸祐氏が、ついに鳩山首相を告発する。全国から署名を募って『鳩撃ち猟』として展開して来たこの活動は、最終的に3,000人(5月8日集計)の賛同者が集まった。3,000の署名を持っていよいよ5月27日に札幌地検に乗り込む。

首相の告発に関しては、鳩山首相が公職選挙法違反をしている疑いがあるというものだ。昨年の衆議院選挙の際に、鳩山幸夫人と後援会が、有権者らに対してパーティの無料参加券やお菓子を配り、投票依頼を行っていた。これが職選挙法第221条(買収及び利害誘導罪)と第199条(公職の候補者等の寄付の禁止・後援団体に関する寄付の禁止)に違反する疑いがあるというのだ。

藤井氏らは地元ウェブサイトや週刊誌で事実の裏付けを取り、実態を調査するように、鳩山首相の選挙区(北海道第9区)のある札幌地方検察庁に告発状を提出する。藤井氏のブログによれば、27日に札幌地検に赴く予定だが、手続きの都合上、書類提出のために再度地検を訪問することになるとのこと。

この活動には様々な著名人が賛同しており、人気ゲーム『ドラゴンクエスト』の作曲家で知られるすぎやまこういち氏や、東京大学文学博士で評論家の西尾幹二氏もその名を連ねている。

沖縄普天間問題などで問題発言を連発し、世間から冷ややかな目で見られている鳩山幸夫首相だが、この告発によってさらに苦境に立たされてしまうのだろうか。告発の行方が気になるところだ。

■参考リンク
鳩撃ち猟まとめWiki
藤井厳喜オフィシャルブログ

Screenshot from 鳩撃ち猟まとめWiki.
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