キックボクシングのアマチュア日本チャンピオン(ジュニア・50キロ以下)の福岡第一高校1年、山田真子(まこ)さん(16)=糸島市前原南=が今月30日、東京でプロデビューする。小学1年から始めた真子さんは「目標は世界なので、プロとしてどこまで通用するか試したい」と力強く話している。
デビュー戦は「アトム級(46・26キロ以下)次期王座挑戦者トーナメント」(J-NETWORK主催)。所属するウィードジム(早良区次郎丸)の中野清香マネジャーは「強いです。同年代の男子は相手にならない」と太鼓判を押す。
真子さんは造園業の父記義さん(41)の指導で姉の紗暉(さき)さん(17)とキックボクシングを始めた。真子さんの得意は左フックとローキックで「男子と練習していると、女子とやっても怖くない。自信あります」ときっぱり。中野マネジャーは「気持ちが強い」と期待している。
キックボクシングは所属ジムと主催者が承認すればプロとして試合ができ、真子さんは双方の承認を受けた。【竹田定倫】
〔福岡都市圏版〕
毎日新聞 2010年5月26日 地方版