山田農水副大臣が五島市でパーティー 市長やJA関係者も出席
山田正彦農水副大臣(衆院長崎3区)が今月初めに五島市内のホテルで政治資金パーティーを開いていたことが14日、分かった。「国務大臣、副大臣及び大臣政務官規範」は大規模な政治資金パーティーの自粛を規定。農水省の所管業界、JAごとうの幹部も出席していた。
関係者によると、パーティーは「農林水産副大臣を囲んで五島の将来を語る会」。同市内の経済界の代表らが発起人となり、8日正午から市内のホテルで開き、約100人が集まった。会費は1万円。中尾郁子五島市長やJAごとうの中尾弘一組合長らも出席していたという。
大臣規範は、2001年の中央省庁再編に伴い閣議決定した。政治資金パーティーについて「国民の疑惑を招きかねない大規模なものの開催は自粛する」と定めている。内閣総務官室は「規範は政権交代した現在も効力はあるが、『大規模』の明確な基準はなく、各個人の判断に任せられている」と説明。山田副大臣は「大規模ではなく、大臣規範に違反しない。農協関係者も副大臣就任を祝うために来てくれた」との認識を示した。
民主党は昨年の衆院選マニフェストで「政治資金規正法を改正し、その3年後から企業団体の献金及びパーティー券購入を禁止する」ことを盛り込んでいる。
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