バックアップと復元 :よく寄せられる質問

ここでは、ファイルとバックアップの復元に関してよく寄せられる質問に対する回答を示します。

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ファイルのバックアップは、元のファイルとは別の場所に保管されるファイルのコピーです。ファイルの変更を追跡する場合は、1 つのファイルに対して複数のバックアップを作成できます。

ファイルをバックアップすると、不注意による削除、ワームまたはウイルスの攻撃、またはソフトウェアやハードウェアの障害が原因で、ファイルが完全に失われたり、変更されるのを防ぐのに役立ちます。このような場合、ファイルがバックアップされていれば、ファイルを簡単に復元することができます。ファイルをバックアップするには、「ファイルをバックアップする」を参照してください。

置き換えることが困難である、または不可能なファイルはバックアップする必要があります。また、頻繁に変更するファイルは定期的にバックアップする必要があります。たとえば、バックアップが必要なファイルの例としては、画像、ビデオ、音楽、プロジェクト、財務記録などがあります。

プログラムは、元の製品ディスクを使用すれば再インストールでき、一般に多くのディスク領域を必要とするため、バックアップする必要はありません。

作成するファイルの数とファイルを作成する頻度によって異なります。新しいファイルを毎日作成する場合は、毎週あるいは毎日ファイルをバックアップします。バースデー パーティや卒業式のデジタル写真を保存するなど、ときどき複数のファイルを作成する場合は、すぐにバックアップします。バックアップについて心配する必要がないように、定期的な自動バックアップをスケジュールすることをお勧めします。毎日、毎週、または毎週バックアップするファイルを選択できます。また、自動バックアップの前後に手動でバックアップすることもできます。

注

自動バックアップをセットアップする機能は、Windows Vista Home Basic には含まれていませんが、ファイルをバックアップするように Windows から定期的に通知されます。

ファイルのバックアップ ウィザードは、ほとんどの一般的なファイルをバックアップできます。次のファイルは含まれません。

  • 暗号化ファイルシステム (EFS) を使用して暗号化されているファイル

    注

    Windows VistaService Pack 1 を実行している場合、EFS 暗号化ファイルはバックアップに含まれません。EFS は、Windows Vista Starter、Windows Vista Home Basic、および Windows Vista Home Premium には含まれていません。Windows Vista Service Pack 1 (SP1) のインストールの詳細については、「Windows VistaService Pack 1 (SP1) のインストールの方法」を参照してください。

  • システム ファイル (Windows の実行に必要なファイル)

  • プログラム ファイル

  • FAT ファイル システムを使用してフォーマットされているハード ディスクに保存されているファイル

  • ハード ディスクに保存されていない、Web ベースの電子メール

  • ごみ箱にあるファイル

  • 一時ファイル

  • ユーザー プロファイルの設定

バックアップするファイルのサイズによって異なります。Windows では、前回のバックアップ以降に追加または変更されたファイルを追跡できるため、既存のバックアップを更新するだけで済み、容量の節約にもつながります。

バックアップの保存先を選択するとき、ウィザードがコンピュータを検索し、使用できるすべての場所の一覧を表示します。使用する場所が一覧に表示されない場合は、次の理由のいずれかが原因である可能性があります。

  • 保存先がテープ ドライブです。バックアップをテープに保存することはできません。

  • 保存先がバックアップしようとしているディスクと同じです。ディスクを同じディスク上にバックアップすることはできません。たとえば、ドライブ E のディスクの内容をドライブ E にバックアップすることはできません。

  • 保存先が CD-ROM ドライブです。バックアップの作成に CD-ROM ドライブを使用することはできません。CD 書き込み機能を使用する必要があります。これは、CD-R または CD-RW ドライブとも呼ばれています。

  • 保存先が USB フラッシュ ドライブです。バックアップをフラッシュ ドライブに保存することはできません。

  • 保存先が、NTFS、FAT、またはユニバーサル ディスク フォーマット (UDF) (ライブ ファイル システムとも呼ばれます) としてフォーマットされていません。バックアップを保存できるのは、NTFS、FAT、または UDF ファイル システムを使用してフォーマットされているディスクのみです。詳細については、「NTFS ファイル システムと FAT ファイル システムを比較する」を参照してください。

  • 保存先がシステム ディスク (Windows がインストールされているディスクで、C ドライブとも言います) またはブート ディスク (Windows がコンピュータの起動に使用するディスクで、起動ディスクとも言います) です。

  • 場所は、Windows XP Home Edition を実行しているコンピュータ上のネットワーク共有です。ネットワーク共有へのアクセス許可の設定と、ネットワーク上での認証が、Windows XP Home Edition ではサポートされないので、これらの共有にはバックアップを保存できません。

バックアップが 1 枚のディスクに入りきるサイズで、バックアップを開始する時点でコンピュータにディスクが挿入されていればできます。それ以外の場合は、ディスクをその場で挿入できるときにバックアップするようにスケジュールしてください。後で、バックアップが完了しなかったことが通知されます。その場合は、ディスクを挿入してバックアップを続行します。

バックアップ中にディスク容量が足りなくなった場合は、後でバックアップを完了できます。

できます。各ファイルの最後に保存したバージョンがバックアップされるため、バックアップ中に変更したファイルは、次回のバックアップでバックアップする必要があります。自動バックアップは夜中または、ファイルで作業していないときに実行するようにスケジュールすることができます。バックアップの処理中でも、電子メールを読んだり、インターネットを使用することはできます。

紛失したディスク上のファイルのコピーを取得することはできません。ただし、紛失したディスクの前後のバックアップ ディスクのファイルは復元できます。紛失したディスクに何が含まれていたかわからない場合は、バックアップされたファイルの一覧を表示できます。 Windows Vista Business、Windows Vista Enterprise、または Windows Vista Ultimate を実行している場合は、シャドウ コピーを使用して、バックアップからではなくハード ディスクから直接、前のバージョンのファイルを回復することができます。

バックアップしたファイルの一覧を表示するには

  1. [バックアップと復元センター] を開くには、[スタート] ボタン[スタート] ボタンの画像 をクリックし、[コントロール パネル]、[システムとメンテナンス]、[バックアップと復元センター] の順にクリックします。

  2. [ファイルの復元] をクリックします。

    バックアップのコンテンツを参照または検索できます。

ファイルのコピーを CD または DVD に書き込む場合、または、外部ハード ディスクにコピーを保存する場合は、バックアップを実行するたびに、バックアップするファイルおよびフォルダを手動で選択する必要があります。新規追加または変更されたファイルおよびフォルダを定期的にバックアップする必要もあります。これには時間と手間がかかります。ファイルのバックアップ ウィザードを使用すると、新規追加または変更されたファイルおよびフォルダを追跡することができます。したがって、新しくバックアップを作成するとき、コンピュータのすべてのデータをバックアップするか、または、前回のバックアップ以降に変更されたファイルのみをバックアップすることができます。自動バックアップをセットアップすると、ファイルとフォルダを定期的にバックアップすることができ、バックアップすることを覚えておく必要がありません。

いいえ。スケジュールされていたバックアップの時間にコンピュータの電源が切れている場合は、自動バックアップは実行されません。ただし、次にコンピュータを起動したときにファイルをバックアップし、通常のバックアップ スケジュールを再開することができます。

バックアップが CD または DVD に保存されている場合は、前のバックアップが含まれているディスクを破棄します。ただし、ファイルの最新のバックアップがあることを確認するようにしてください。バックアップが内部または外部ハード ディスクに保存されている場合は、次の手順に従ってバックアップを削除します。

  1. バックアップが保存されている場所を開きます。

    たとえば、"E" というラベルが付いている外部ハード ディスクにファイルをバックアップした場合は、外部ハード ディスクをコンピュータに接続して、ドライブ E を開きます。

  2. 削除するバックアップが含まれているフォルダを右クリックして、[削除] をクリックします。

    注

    • バックアップの保存形式は、<バックアップ先>\<コンピュータ名>\Backup Set <年月日> <時間> です。たとえば、コンピュータ名が Computer でバックアップ先が E の場合、2006 年 4 月 2 日の 16:32:00 にバックアップすると、バックアップは E:\Computer\Backup Set 2006-02-04 163200 に作成されます。このバックアップを削除するには、[Backup Set 2006-02-04 163200] という名前のフォルダを右クリックします。

    • フル バックアップを作成する場合、バックアップ フォルダは、その日の日付を使用して作成されます。アップデートを追加するとき、日付は同じですが、バックアップは最新のものです。次回のフル バックアップ作成時に、その日の日付で新しいバックアップ フォルダが作成されると、アップデートは新しいフォルダに追加されます。最新のバックアップ フォルダは削除しないようにしてください。

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