2010年05月26日
車両火災
ちと思い出したので昔話をひとつ。
数年前、三菱車のクレーム隠しが発覚した際、マスコミによる異常なまでの三菱叩きがありましたね。
県内ニュースでも「三菱車が走行中に炎上した」ってのを報道してました。
しかしですよ。
車両火災なんてのはそんなに珍しい話じゃないのです。
車は内燃機関で動くモノ=燃えるもの(燃料)を搭載してるんだもの。
動力伝達系は油圧を利用したものが多いし、内装は樹脂だから可燃性。
燃えやすいモノを満載してるわけです。
なので、条件が整ってしまえば結構普通に燃えます。
話が脱線したけど、ここからが本題。
これは知人から聞いた笑い話。
ある夏の夜中、知人二人が某峠にシルビア(S14)でドリフトの練習に出かけた時のお話。
ドライバーは某ビデオにも登場したツワモノなので、ドリフトの練習もかなり激しかったそうです。
で、全開で走り続けてたら、タイヤのゴムが焼ける臭いとも、エンジンオイルが焼ける臭いとも違う
不可思議な臭いが漂い始め、なんだろうと考えてるウチにボンネットの隙間や熱抜きのダクトからもくもくと煙が!!
路肩に車を止め、ボンネットを開けるとなんか燃えてる!!!!
冷静な状態なら上着を脱いでバタバタ仰いで火を消すとか、Tシャツ脱いでウォッシャー液を浸して
発火箇所に被せて火を消すとかするでしょう。
しかし、ドリフトでヒートアップしてた二人はエンジンルームからの発火でさらにヒートアップ!いや、ヒートアップじゃなくてパニックか。
そんなパニック状態の二人が取った行動は下記の通り。
1.発火箇所にツバをかけて消化を試みる。
2.口でフーフー吹いて消化を試みる。
3.手で仰いで消化を試みる。
4.道端に生えてた雑草や路肩の砂を発火箇所に投げる。
・・・テンパり過ぎです。(-_-;
最終的には帽子で仰いでたら鎮火したそうです。
ちなみに発火の原因はパワステのオイル吹きでした。
油圧式のパワステって、負荷を掛けすぎると結構リザーバタンクからオイルが漏れたり吹いたりするんです。
で、吹いたオイルがエキマニに掛かって発火。
そして燃焼物(パワステポンプから吹いたオイル)が燃え尽きた時点で鎮火したみたい。
最近のパワステは油圧式から電動式に切り替わりつつあるから、こういうトラブルも減ってるんだろうな。
油圧式パワステならでは珍事。
しかし、いくらテンパってたとはいえ「道端に生えてた草をむしって炎上箇所に投げる」は無いよなぁ・・・
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時代にバッサリ斬られる!
Posted at 2010/05/26 16:10:13
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