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“王位継承”本田、ヒデと初対面で本音吐いた (2/2ページ)

2010.5.21 05:05
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“王位継承”本田、ヒデと初対面で本音吐いた
初対面した本田(右)と中田氏。かつての“王様”からエールを送られた本田は、岡田ジャパンの“王様”として自分を貫く(テレビ朝日提供)【フォト】

 “王位継承”の瞬間だった。16日にロシアから帰国した本田は、その足で東京・六本木に向かうと中田氏と初対面。たまっていた思いをぶつけた。

 本田「ヒデさんは孤独だったんじゃないですか? でも、チームのことを考えたり、チームのためにと思うと、自分のプレーができなくなる」

 中田「今の自分のプレーは貫いてほしい。自分の個性をどれだけ出せるかが勝負」

 テレビ朝日のW杯特番で実現した対談。普段、強気一辺倒の本田が珍しく口にした本音に、中田氏は自身を貫くスタイルを全面的に評価し、エールを送った。

 金髪に長いマフラーをたなびかせ、両腕に時計など個性的なファッションで成田空港に現れる本田だが、その姿はまさに中田氏。本田も「小さいころからヒデさんはすでにイタリアで活躍していた」と影響を認め、対談に同席した関係者も「2人が並んでいると、本当に雰囲気がそっくりだった」と笑う。

 16日の帰国会見では、「できれば守備はしたくない」などと、岡田ジャパンの「全員攻撃・全員守備」のコンセプトと正反対の言葉を臆(おく)せず発した本田だが、自身のプレーに自信を持つ姿も、そっくりだ。

 そんな後輩に、中田氏は、日本代表での自身の姿勢を「後悔している」現実を吐露した。だからこそ、「オランダでは点を取らなきゃ誰も認めてくれない」と日本と欧州の違いに悩む本田に、自らのスタイルの貫徹を強く求める。

 中田「今の代表がどうなっているのか、本大会が楽しみ」

 本田「期待してください!」

 迷いがなくなった本田は、忠実さを重視する岡田監督にとって厄介かもしれない。しかし、世界に名をはせる2人の固い握手は、日本の躍進へ、大きな力となるはずだ。



フォト
初対面した本田(右)と中田氏。かつての“王様”からエールを送られた本田は、岡田ジャパンの“王様”として自分を貫く(テレビ朝日提供)
初対面した本田(右)と中田氏。かつての“王様”からエールを送られた本田は、岡田ジャパンの“王様”として自分を貫く(テレビ朝日提供)
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