北朝鮮経営飲食店 利用自粛を
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北朝鮮経営飲食店 利用自粛を

5月26日 18時3分

哨戒艦の沈没事件をめぐり、南北間の緊張が高まっている事態を受け、韓国政府は、中国国内に滞在している自国民がトラブルにあうのを避けるため、北朝鮮が経営するレストランに行くのを控えるよう呼びかけました。

哨戒艦の沈没をめぐっては、北朝鮮が「戦争局面」などといったことばを使い、韓国側とのすべての関係を断絶すると発表するなど、南北の間で緊張が高まっています。こうしたなか、北京の韓国大使館は、ビジネスや旅行などで中国国内に滞在している自国民に対し、ふだん以上に北朝鮮の人々との接触には十分注意するよう呼びかけ、具体例として、北朝鮮が経営するレストランに行くのを控えるよう求めています。北朝鮮の政府機関などが外貨を稼ぐため、中国の北京や上海、それに東北部などで経営しているレストランは、北朝鮮の女性が歌や踊りを披露するのが売り物で、韓国から中国を訪れる団体旅行のコースに含まれるなど韓国人の客も少なくありません。北京の韓国大使館では、こうしたレストランで韓国人の客が北朝鮮の客や従業員たちと哨戒艦の沈没事件について話すようなことがあれば、たとえ軽い気持ちであったとしても、トラブルになりかねないことから注意を喚起することにしたと話しています。