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(2010/05)

「1128」 第21回副島隆彦を囲む会主催定例会『新たな金融危機へ向かう日本−米・欧州・中国・そして日本−』の参加お申し込み受付のお知らせ。 2010.5.17
 副島隆彦を囲む会のアルルの男・ヒロシ(中田安彦)です。今日は、2010年5月17日です。

 今回は私たち、「囲む会」主催の定例会のお知らせを致します。3月の定例会は、座席数の少ない会場で開催致しましたが、今回はおなじみの「社会文化会館三宅坂ホール」での開催となります。日時は、7月10日土曜日です。

 予定される講演内容をお知らせする前に日時と当日の予定をお知らせします。
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・定例会のお申し込みページは、こちらになります。↓
http://soejima.to/cgi-bin/kouen/kouen.html

第21回 副島隆彦を囲む会主催定例会
『新たな金融危機へ向かう日本−米・欧州・中国・そして日本−』

講師:副島隆彦先生、中田安彦研究員
日時:2010年7月10日(土曜日)
会場:社会文化会館 三宅坂ホール(地図はこちら
【会場について/交通手段】

↓以下のURLをクリックしていただくと、
↓会場「社会文化会館 三宅坂ホール」までのアクセスのご案内が出てきます。
http://www.google.co.jp/url?q=
http://www.syabunkaikan.org/Traffic.html&ei=
WkT1SfnSBcqGkQWO17zpCg&sa=X&oi=smap&resnum=
1&ct=result&cd=1&usg=
AFQjCNGWahbaiI3wLfFf010yKW7Hxt6dWA

会場 「社会文化会館 三宅坂ホール」
アクセス
・地下鉄 有楽町線 「永田町駅」下車 2番出口から 徒歩3分
・地下鉄 半蔵門線・南北線 「永田町駅」下車 3番出口から 徒歩4分
・地下鉄 丸の内線・千代田線 「国会議事堂前駅」下車 1番・2番出口から 徒歩6分
会場住所 〒100-0014 東京都千代田区永田町1-8-1
電話 03-3592-7531  FAX 03-3580-1345
※定例会の予定等についてのご質問は、囲む会(042-529-3573)へ、お問い合わせをお願い致します。
「社会文化会館」へは、交通アクセスについてだけ、お問い合わせ下さい。
※この会場に駐車場設備はございません。お車による御来館は御遠慮ください。
※託児施設もございませんのであらかじめ御了承ください。

【当日の予定】

開場  12:15
開演  13:00
終了  16:30

※開場、開演時間以外は、あくまで予定です。終了時刻等が変更になる場合もございます。
※お席は全て「自由席」になります。お手荷物・貴重品等はお客様ご自身で管理をお願い致します。

・定例会のお申し込みページは、こちらです。↓
http://soejima.to/cgi-bin/kouen/kouen.html

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 それでは少しだけ現在の段階での予定される講演の内容をお知らせします。


【第一部:新しい世界の支配層、大富豪達の顔ぶれ】(約1時間)


 まず前半(1時間)は、私がお話しさせて頂きます。今回の講演のテーマは、現在進めております書籍企画『超・財界人(スーパー・クラス)と超・富豪(スーパー・リッチ)完全人物図鑑』(仮)についてのお話です。副島先生による『世界権力者人物図鑑』(日本文芸社・刊)はおかげさまでこの種の写真ムックとしては異例の大ヒットを記録しました。

 地方の書店でもこの本は必ず置いてあるそうです。文章ではなかなか伝わらないことが顔写真一枚ですぐに伝わる。ビジュアルの威力というものを感じました。私は、07年に『世界を動かす人脈』(講談社)と言う本を上梓(じょうし)いたしましたが、新書という制約上、人物写真をなかなか使えなかったことを悔やんでいます。

 今回の企画では、主に欧米、そして中国やインドなどの新興国を含めた世界中のパワーエリートについて写真付きで紹介します。講演会ではその一部を公開致します。「新興国の新しい富豪、企業経営者の顔をぜひ眺めてみたい」という皆様にはご期待に添えるプレゼンテーションになると思います。講演ではフォーブズの世界の大富豪を活用し、写真付きでわかりやすくお話ししたいと思っております。

 また、簡単に今年のビルダーバーグ会議の情報についてもご報告致します。すでに5月7日から9日にかけて、アイルランド・ダブリンでデイヴィッド・ロックフェラーも参加しての三極委員会(トライラテラル・コミッション)が開催されています。今年のビルダーバーグは6月3日からスペインのバルセロナ近郊のシッチェスというリゾート地で開催される予定がほぼ確定しています。

 
2010年5月7日アイルランド。三極委員会でのロックフェラー

 ビルダーバーグと言えば、去年の開催地は現在、欧州を拠点に起きている金融危機の震源地、ギリシャ・アテネ近郊でした。そして、今年は新たに金融危機に見舞われるのではないかとされるスペインでの開催。欧州危機とビルダーバーグ会議の連動性についても当然注目されるところです。一時間の講演で手短にこの2つの話題について取り上げます。


【第二部、第三部:副島隆彦先生の金融経済に関する講演】(約2時間。14:15分から終演まで)


 後半は副島隆彦先生の講演です。今回は前回が歴史物の講演だったことから、金融・経済、そして間近に控えました参議院選挙後のの日本政界についての見通しをお話しいただく予定です。

 ギリシャを見舞っている金融危機、そして南欧州全体に広がるのではないかと伝えられているヨーロッパの国家債務危機(ソブリン・クライシス)と、ドルに対して大きく下落するユーロ、その一方で上昇し、現在1オンス=1240ドルを超えた国際金価格。


ギリシャ・パルテノン神殿が共産主義者に一時占拠された

 欧州連合の縁(へり)の一国にすぎない、ギリシャこの債務危機を全欧州的に波及するように仕掛けたのは誰か。膨らんだ風船に針を刺した投機筋(ヘッジファンド)なのか、それとも欧州にたくさんの金融派生商品やモーゲージ債券を売り込んだり、ギリシャの粉飾決算を勧めてきたアメリカのウォール街の大銀行なのか。

 一方で米国国内で4月下旬に突如起きた。米金融当局(証券取引委員会)による巨大投資銀行ゴールドマン・サックスに対する証券法違反による提訴、それに続く、ニューヨーク司法当局による複数のウォール街銀行に対する刑事捜査の着手。これが意味するものは一体何か。5月上旬に突如急落して、取引そのものが取り消されたニューヨーク株価の背景には何があるのか。その秘密にも迫ります。

 そして、ユーロ安の中で上昇し続けるドル価格。このドル高はいつまで続くのか。この背後にあるアメリカの金融界の長老たちの思惑は何か。ユーロ安を仕掛けたのはやっぱりアメリカなのか?中国経済は失速するとしても何処まで失速するのか。ドルと人民元の関係はどうなるのか?欧米系ヘッジファンドで一部でささやかれる、「中国バブル崩壊」の仕掛けに中国はどのように対抗するか。これらの皆さんの疑問に講演の中で副島先生が答える予定です。


ドルと人民元の関係は?

 一方、国内に目を向ければ、参議院選挙では民主党が苦戦するとの報道がなされている。鳩山・小沢政権の官僚機構との戦いはなぜうまく進まないのか?普天間基地移設問題ではなぜマスコミは外務省、防衛省ルートの報道を流し続けたのか。今の日本のマスコミは一体どこまで官僚機構と結託しているのか。


普天間問題の解決を遅らせているのは誰か?

 近々、日本政治に関する最新刊の対談本を出版する予定の副島先生が、日本全国の講演先でであった企業経営者たちの意見などを紹介しながら、政権交代後も依然として残る日本政治の病巣をえぐり出します。

 後半の講演はこのように盛りだくさんの内容を盛り込む予定です。前回は歴史講演でしたが今回は金融経済をメインに講演致します。ご期待ください。ふるってご参加ください。

・定例会のお申し込みページは、こちらになります。↓
http://soejima.to/cgi-bin/kouen/kouen.html


副島隆彦を囲む会 
アルルの男・ヒロシ拝

2010/05/17(Mon) No.01

「1124」 副島先生が「重たい掲示板」に寄せた、野中広務の官房機密費暴露の記事を再掲します。2010年5月5日
 アルルの男・ヒロシです。
 今日は、2010年5月5日です。

 副島隆彦先生が、先ほど、「重たい掲示板」の方に、ここ最近のインターネット上で盛り上がった、野中広務氏(元官房長官、自民党幹事長、衆議院議員)の内閣官房機密費に関する暴露に関しての雑感を載せました。この掲示板を見ていない方のためにも、表看板の「ぼやき」のページの方にも転載したいと思います。

 インターネット言論は、私たち学問道場が10年前にこのウェブサイトを始めたときから大幅に進化しています。私も、最近はツイッターという「ミニブログ」を使って情報収集、情報交換を始めました。必ずしも副島隆彦読者ではない方からの意見もたくさん得ることができる貴重な場です。ツイッターで入手した知識は、「ぼやき」や書籍の形で皆さんとも共有したいと思います。

 以下の副島先生の文章に出てくる、政治・文芸評論家の山崎行太郎(やまざきこうたろう)氏も、有名なツイッター論客の1人です。ツイッターは24時間情報が更新され続けるジェットコースターのような世界です。それだけに人によっては向き不向きがあるようです。向かない人にはことごとく向かないメディアだといえるかもしれません。

 会員の方で私のツイッターの読者になってくださっている方も結構いるようです。私以外では、古村研究員が評論の手段としてツイッターを利用しています。

私のツイッターアカウント(bilderberg54)
リンク:http://twitter.com/bilderberg54

 学問道場では6月に入ってすぐに、現在進行形の普天間問題に関する座談会を数人の研究員の参加で行う予定です。この問題もテレビ・新聞の統制されまくった報道内容と、ツイッターやブログなどの「インターネット情報共有空間」における議論はまったく180度違います。

 再度書きますが、ツイッターは人によって向き不向きがあります。副島先生は今のところ、「私には向いていない」という意見のようです。正直なところ、私も始めた当初はあまりに多くの情報が頭に入ってくるので、混乱して脳にひびが入りそうになりました。ですから、登録の仕方が分からないというレベルのインターネット初心者はツイッターには手を出さない方がよいのではないか、と思います。

 学問道場ではツイッターで収集した情報を選別し、より分け、できるだけ「正しい解釈」で皆さんにお伝えすることをこれからの目標の一つに加えることになると思います。

アルルの男・ヒロシ拝

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[1577]山崎行太郎氏の「政治評論家の終焉。政治ジャーナリズムの終焉 」がすばらしいです。
投稿者:副島隆彦投稿日:2010/05 /05(Wed) 15:24:12

副島隆彦です。 下の方に 載せる 文藝評論家の山崎行太郎(やまざきこうたろう)氏が書くとおり、本当にそうだ。私は、この文を読んで、胸が透(す)く思いだ。 

まさしく「政治評論家の終焉。政治ジャーナリズムの終焉」 だ。

 内閣官房機密費(正式には、報奨費=ほうしょうひ=だそうだ)から、盆暮れに 500万円ずつ、貰(もら)っていた 政治評論家、政治ジャーナリスト たちの名内閣官房機密費前が実名でぞろぞろ出てきて、この者たちは、これでおしまいだ。 もう崖(がけ)から落ちたも同じだ。 

彼らは、もう二度と、テレビの画面に出てきて、鳩山政権憎(にく)し、民主党憎し、小沢一郎憎し の嬌声を響かせることはできない。 と思ったら、今朝、ちらと見たテレビに、例の テリー伊藤 という下品な 四角い色メガネの、ロンパリ目玉 の男が出ていた。心なしか虚(うつ)ろな表情をしていた。きっと内心は穏やかではないだろう。

私としては、同業者というほどでもないが、以下に列挙されている、この馬鹿な男たちがこれで、テレビ・コメンテーター出演という あぶく銭( 一回、5万円ぐらいだ。私も過去に出ていたから知っている)の収入を無くすのだ。

私は、同業者として、彼らの末路を、哀れに思わない訳にはゆかない。彼らは遂に墓穴を掘った。もはや彼らはテレビで偉そうなことは、今後一切言えなくなった。本当にそうだろう。 ・・・・それでも言うだろうか。そうなったら恐れ入る。日本は、こういうダニのような人間たちが言論人、評論家を名乗る国なのである。

このことを、私は、宮崎哲弥(みやざきてつや)という、15年前の若いころから知っていて、私の家に週刊新潮の編集者と遊びに来たこともある、この 宮崎哲弥については、 過去の「今日のぼやき」の中で、私は、「人の寝首を掻(か)きに来る男だから、私は始めから警戒していて良かった」 と、確か5年前に、書いた。 

この文を、今からでも会員の皆さんは、読んでください。宮崎哲弥がこれで言論商売人として滅ぶということが分かっただけでも、私はうれしい。日本国から”言論害毒”がその分だけ減るからだ。

これらのことを、4月23日から暴露発言し始めた、妖怪政治家の野中広務(のなかひろむ)の真意は私にも分からないが、案外、彼独特の正義感からだろう。 

私は、自分も曲がりなりにも評論家だから、同業者として、もし自分が、このような状況に立たされて、問い質(ただ)された時の心境を想像する。 「ええ、確かに、官房機密費から500万円貰ったことがありますよ」 と、言わなければならなくなった時の、追い詰められた心境を推測する。 そのあと居直って、「何が悪いんですか。賄賂(わいろ)罪にはならないでしょう。機密費は領収書は要らないのだし、私は公務員ではありませんから」と、言う時のその表情をじっと見ていたい。 同業者として身につまされるものがある。

私、副島隆彦は、言論人としては、30代からの20年の長い経歴を持っているのだが、あまりに本当のことを喋(しゃべ)ろうとするから、ずっと業界で嫌われ者で、島流し(遠島=えんとう=)20年の刑を受けてきたから、テレビ、新聞に相手にされなくて、そのために、自分が汚れなくて、ここまで生きてこれてよかったなあ、と、しみじみとした気分になる。その分、貧乏はした。やれやれだ。 

こうやって、同業者たちが崖から落ちて行く。こまっしゃくれた、あの爆笑問題の 大田光(おおたひかり か?ひかるか?)までが、これで、民主党叩(たた)きができなくなったことが嬉(うれ)しい。時代は確実に進んでいる。

やはり、以下に載せる、山崎行太郎氏の、文藝評論家としての プロの文章がこういう問題になると、同業者としての絶妙の切れ味で、冴えわたっている。 私も山崎行太郎氏のように、ばっさりと鋭利な刃物で、この同業者の愚劣さと悪業を斬って捨てたいものだ。

まさに、「言論とカネ」の問題であり、「 カネで持論を売り渡し、権力者に迎合するような発言を繰り返す政治評論家やお笑いタレントこそ問題である」 は、簡潔にして至言(しげん)である。 副島隆彦拝


(転載貼り付け始め)

「政治評論家の終焉。政治ジャーナリズムの終焉 」

文藝評論家・山崎行太郎 の 「毒蛇(どくへび)山荘日記」 から

2010年5月1日 

テレビの報道番組や政治討論番組などに頻繁に出演し、上から目線で「民主党」を批判し、民主党議員を嘲笑することを「馬鹿の一つ覚え」のように反復してきた政治評論家やお笑いタレントの多くが、実は、官房機密費から、盆暮れに「500万円」ずつ貰っていたことが、自民党時代に官房長官を勤めた野中広務 の証言によって暴露されたが、これは別に驚くようなことではなく、以前から予想されていたことで、そして今でも多かれ少なかれ続いているはずで、政治や政治ジャーナリズムに関心のある者にとっては「やっぱり」と思うだけだ。

僕は、政治評論家やお笑いタレント等の問題は、カネを貰ったということよりも、カネを貰って言論を買収されてしまったこと、つまり政治評論家やお笑いタレントの資質や品格に問題はあると考える。たとえば、小泉純一郎首相時代に、今では国民経済を破壊尽くしたということを多くの日本人が認めている「小泉構造改革」を、テレビ報道や新聞などを駆使して支援し、国民を改革一色に洗脳してきたのに、テレビに頻繁に出演する政治評論家やお笑いタレントの役割は小さくなかった。

もちろん、彼等が、どういう政治的意見を持ち、テレビや新聞で、どういう政治的発言を繰り返すかは別に批判されるべきことでもなんでもない。持論があるならば、それを万難を排して貫徹することはむしろ歓迎すべきことだろう。問題は持論の中身ではない。問題は、持論をカネで売り渡すことである。 

カネで持論を売り渡し、権力者に迎合するような発言を繰り返す政治評論家やお笑いタレントこそ問題である。 野中広務が暴露したのは、政治評論家やお笑いタレントからカネを受け取り、その権力者やスポンサーに迎合する言論を繰り返す政治評論家やお笑いタレントの資質と品格の実態である。

たとえば植草一秀の「痴漢疑惑事件」で、植草が野村證券に勤務時代にも、数回の不祥事件を起こし、それを揉み消したという、今ではガセネタと分かっているデタラメの「経歴」をタイミングよく暴露した某週刊誌や、それをテレビ番組で繰り返した評論家の宮崎(みやざき)某は、その情報を何処から仕入れ、誰の指図で公開したのか。 

それとも彼等自身の独自取材によって得た情報だったのか。 植草一秀を、批判、罵倒するだけでなく、その存在を社会的に抹殺すべく、「性犯罪者」というだけではなく、「病者」とまで呼び、 「入院・治療」の必要性を主張した宮崎某は、 何を根拠にしてそういう暴言を吐き続けたのか。「植草を徹底的に潰せ」という政府関係者からの働きかけを受け、それを忠実に実行したのではないのか。

つまり、宮崎某にも官房機密費かあるいはそれに類するカネが渡っているのではないか。いずれにしろ、政治評論家やお笑いタレントが密にカネをもらうことよりも、カネで言論を売り渡し、権力者やスポンサーに迎合するような言論や報道を繰り返すことこそが、マスコミに溢れる政治評論や政治ジャーナリズムの自滅と終焉を意味している。

我々は、これから、三宅久之(みやけひさゆき)やテリー伊藤、河上和雄(かわかみかずお)、岸井成格(きしいしげまさ?)等のような政治評論家やお笑いタレント、元検事のコメンテーター、新聞記者等が、突然、民主党や小沢一郎を罵倒し、自民党擁護の政治的発言を始めたら、官房機密費にかかわる「言論とカネ」という問題を思い浮かべながら拝聴することになろう。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。私は、上記の中でも、河上和雄(かわかみかずお)という、元東京地検・特捜(とくそう)部長で、札幌高検の検事長? で退官した、いかにも立派な風貌の、検事あがりの法曹評論家が、ここに名前を出していることが、重要だと思う。

彼もまた、鳩山政権憎し、小沢一郎憎(にく)しの、 秘密組織であるテレビ・新聞の政治部長会議 プラス 検察・警察のトップたちの 謀略団体である、「三宝会(さんぽうかい)」のメンバーなのだろう。

河上和雄がテレビに出てきて、例の偉そうな顔で何か言うのを、私たちは蔑(さげす)みの眼差(まなざ)しで、今後は、見ることになる。 世の中は進歩するのだ、と、私自身が驚いている。

(転載貼り付け始め)

(副島隆彦注記。以下は、南青山 というネット言論の旗手のひとりで、優秀な書き手の文章です) 

「藪から蛇がぞろぞろ」  

南青山 日時 2010 年 5 月 02 日

野中が官房機密費の闇という藪をつついたら、大量に蛇が出てきたようだ。 すなわち、「政治評論家の終焉。政治ジャーナリズムの終焉。」である。すでに、誰がもらっていたかという問題ではなく、誰かがもらっていたのは明らかであり、時の政府からそうした賄賂まがいのものをもらって恥じない政治評論家、政治ジャーナリズムとはいったい何なのか、そもそも存在意義があるのかというところまで問題は広がりを見せ始めている。

そもそも、この阿修羅でも何度か紹介しているように、政治ジャーナリズムに対して投げかけられた根源的な疑念に対して、大手新聞メディアはまったく鈍い反応しか示さなかった。 もちろん、政治評論家、政治ジャーナリストの間からは、受け取らなかったと名前を挙げられた田原総一朗以外は、(わたしが見るかぎり)誰も反応を示していない。そして、いよいよ実名があげられはじめた。

宮崎某(宮崎哲弥?)
三宅久之
テリー伊藤
河上和雄
岸井成格
岩見隆夫
橋本五郎
後藤謙次
星浩
北野タケシ
  
とりあえず、ここに名前があがっている連中は一刻も早く反論、弁明すべきだろう(マスゴミの好きな言葉で言えば説明責任を果たすべきだ)。それができないのなら、彼らが官房機密費から賄賂をもらっていた可能性はかぎりなく高いと判断して良いのではないだろうか。  

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。 ああ、いい気味だ。私は、長年の胸のつっかえがおりる気分だ。

野中広務の 政治評論家たちへの官房機密費 発言 についての新聞報道のいくつかを以下に貼り付けます。琉球新報(りゅうきゅうしんぽう) が書いて、載せてしまったので、朝日も読売も、もう抑え込むことが出来なくなって、載せない訳にはゆかなくなったのしょう。 読売新聞の記者たちなどは、恒常的に、政権政治家たちに集(たか)って、自分たち自身が、小遣い銭を貰ってきたのです。決して小さな金額ではありません。  

(転載貼り付けはじめ)

●「機密費、評論家にも 野中元長官、講演で証言」

琉球新報 2010年4月23日 

野中広務元官房長官は、23日に那覇市内で開かれたフォーラムの基調講演の中で、自身が長官在任中(1998年7月〜99年10月)、先例に従い、複数の評論家に内閣官房報償費(機密費)から数百万円を届けていたことを明らかにした。

野中氏は講演で「言論活動で立派な評論をしている人たちのところに盆暮れ500万円ずつ届けることのむなしさ。秘書に持って行かせるが『ああ、ご苦労』と言って受け取られる」と述べ、機密費からの提供が定期的にあったことを明かした。

野中氏は自民党政権時代に、歴代の官房長官に慣例として引き継がれる帳簿があったことにも触れ「引き継いでいただいた帳簿によって配った」と明言。その上で「テレビで立派なことをおっしゃりながら盆と暮れに官邸からのあいさつを受けている評論家には亡くなった方もいる」と指摘した。一方で機密費の提供を拒否した評論家として田原総一朗氏を挙げた。

官房長官の政治的判断で国庫から支出される機密費は、鳩山内閣が昨年11月に内閣として初めて2004年4月以降の小泉内閣から現在までの月別支出額を公表したが、使途については明かしていない。

<用語>内閣官房報償費(機密費)
「国の事業を円滑に遂行するために状況に応じて機動的に使う経費」とされる。国庫からの支出は年間約12億円で、使途の不透明さが問題視されており、民主党は2001年に一定期間後の使途公表を義務付ける法案を国会に提出した。


●「 野中広務氏 が講演で暴露 」

朝日新聞 ? 2010年5月1日

 「 言論活動で立派な評論をしている人たちのところに盆暮れ500万円ずつ届けることのむなしさ。 野中広務元官房長官は、23日に那覇市内で開かれたフォーラムの基調講演の中で、自身が長官在任中(1998年7月〜99年10月)、先例に従い、複数の評論家に内閣官房報償費(機密費)から数百万円を届けていたことを明らかにした。野中氏は講演で「言論活動で立派な評論をしている人たちのところに盆暮れ500万円ずつ届けることのむなしさ。

秘書に持って行かせるが『ああ、ご苦労』と言って受け取られると述べ、機密費からの提供が定期的にあったことを明かした。 野中氏は自民党政権時代に、歴代の官房長官に慣例として引き継がれる帳簿があった ことにも触れ「引き継いでいただいた帳簿によって配った」と明言。その上で「テレビで立派なことをおっしゃりながら盆と暮れに官邸からのあいさつを受けている評論家には亡くなった方もいる 」 と指摘した。

 野中 「(政治)評論をしておられる方々に、盆暮れにお届けするというのは額までみんな書いてありました。 まあ、あいさつ程度のことですけども、盆暮れやってるのを見て、ああ、こんなことをせなならんのかなと。 あんだけテレビで正義の先頭を切るようなことを言っている人が、こんな金を平気で受け取るのかなと思いましたね。」 一方で機密費の提供を拒否した評論家として田原総一朗氏を挙げた。

● 「「北朝鮮に行く」野中氏に機密費要求」

読売新聞 2010年5月1日

小渕内閣で官房長官を務めた野中広務・元自民党幹事長は1日、読売新聞の取材に応じ、官房機密費(内閣官房報償費)について、「私が官房長官当時、毎月5000万円、最高で7000万円程度使っていた」と証言した。

使途に関しては「首相に月1000万円、国会で野党対策にあたる自民党の国会対策委員長と参院幹事長にそれぞれ月500万円を配った」と述べた。官房機密費の具体的使途を官房長官経験者が公表するのは異例だ。

野中氏は「前任の官房長官の秘書官から渡された引き継ぎノートに基づき、評論家や与野党の国会議員に機密費を配った」と説明。「評論家の元議員が、当時の小渕首相に『家を建てたから3000万円ほしい』と求めてきたり、野党の元議員から『北朝鮮に行くから』と機密費を要求されたりしたこともあった」と振り返った。

使途を明かした動機については、「私も年(84歳)で先がない。政権も代わったので悪弊を断ち切ってもらった方がいいと思った。自分はできなかったが、政治をゆがめる機密費は廃止した方がいい」と語った。


● 「前官房長官・河村をビビらせた野中広務の告白」

日刊ゲンダイ 2010年4月26日

機密費食い逃げ疑惑に新証拠  新築祝いに3000万円!?

自民党の河村建夫(かわむらたjけお)前官房長官がビビりまくっているという。河村は政権交代直後の昨年9月に2億5000万円もの官房機密費を引き出したとして、大阪市の市民団体に背任容疑などで東京地検に告発されている。この問題に関連し、思わぬところから新証拠が飛び出した。野中広務元官房長官がテレビで官房機密費の使途を洗いざらいブチまけた一件だ。河村を告発した原告代理人のひとりで弁護士の辻公雄(つじきみお) 氏はこう言う。

「野中氏の発言で、官房機密費があらためて情報収集に使われていないことが分かりました。野中氏の発言を載せた記事を基に先週、東京地検に証拠資料の請求をしました。河村議員の件が訴訟になれば、野中氏を裁判の証人として呼ぶことも検討したいと思います」
 
野中の衝撃告白は、先週放送された「官房機密費の真実」(TBS系)。番組で野中は、官房機密費の使途をバクロした。

「総理の部屋に月1000万円。衆院国対委員長と参院幹事長に月500万円ずつ持って行った」「政界を引退した歴代首相には盆暮れに毎年200万円」「外遊する議員に50万〜100万円」「(小渕元首相から)家の新築祝いに3000万円要求された」と次々に明らかにしたのだ。

「これはもう公私混同どころのレベルじゃなく、税金ドロボー、公金横領ともいえる驚愕の実態です。告発されている河村はもちろん、自民党の歴代首相や官房長官はみな泡を食っています」(司法ジャーナリスト)  野中証言にはもうひとつ注目発言があった。「(政治)評論をしておられる方々に盆暮れにお届け」と明かしたことだ。

「テレビに出ている政治評論家やタレントが数百万円を提示されてマスコミ工作をお願いされたという話もある。この人たちが“毒まんじゅう”を食べていたと仮定すると、官房機密費のニュースに触れない理由が分かります」(民主党関係者)

鳩山政権が、歴代政権の官房機密費の使途を完全公開すれば、政界と大マスコミは一気にガタガタだ。

http://gendai.net/articles/view/syakai/123424

(転載貼り付け終わり)

ああ、いい気分だ。3月からの嫌(いや)な長雨が終わって、さわやかな連休の青空になった。  副島隆彦拝

2010/05/05(Wed) No.01

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