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警部補、部下に銃口向ける=「油断するな」と二十数回−容疑で書類送検・北海道警

警部補、部下に銃口向ける=「油断するな」と二十数回−容疑で書類送検・北海道警

 北海道警帯広署地域課の50代の男性警部補が、署内や交番で部下に拳銃の銃口を向けていたとして、道警は26日、銃刀法違反(不法所持)容疑で釧路地検に書類送検するとともに、停職6カ月の懲戒処分とした。当時上司だった40代警部も監督責任を問い所属長注意とした。警部補は依願退職する。
 道警監察官室によると、警部補は2007年4月〜10年1月、勤務していた札幌、帯広両市の警察署の拳銃保管庫や交番で、二十数回にわたり、部下だった警察官の男女十数人に銃口を向けた。
 いずれも引き金に指は掛かっていなかったが、弾が装てんされていたケースもあったという。道警はこのうち09年の1回について書類送検した。
 銃刀法は警察官であっても職務外の拳銃所持を認めていない。監察官室によると、警部補は「新人の部下が心配で、『油断するな』という趣旨でやった」と説明しているという。(2010/05/26-18:35)


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