福山潤、高垣彩陽、小野大輔らがアニメ「伝説の勇者の伝説」の魅力を語る
7月1日（木）よりテレビ東京ほかで放送開始予定のアニメ「伝説の勇者の伝説」。そのアフレコ取材が行われ、福山潤、高垣彩陽、小野大輔、大浦冬華、杉田智和、村田知沙に話を聞いた。
本作は、富士見ファンタジア文庫（富士見書房刊）から刊行されている鏡貴也原作のライトノベルのアニメ化作品。戦乱が続く世界を舞台に、1人の青年が仲間との友情や裏切りを通して成長する姿を描くアンチ・ヒロイック・ファンタジーだ。
のろわれた者として忌み嫌われ、生きる意味を見失っている「複写眼」保持者、ライナ・リュート（声：福山）は、ローランド帝国王に即位したシオン・アスタール（声：小野）に「勇者の遺物」探しを命じられる。ライナは、お目付け役として同行する相棒、フェリス・エリス（声：高垣）と共に極秘任務として「勇者の遺物」捜索の旅に出る。
小野は自身が演じるシオンについて、「非常にしゃべりも達者ですし、人との接点が多いキャラクターです。ただ、本当に腹を割って、心を通わせてしゃべる人がほぼ皆無なので、演じていて苦しいです。この先に明るいものが見えるのを信じながら演じていますし、役者としてはやりがいのあるキャラクターだと思っています」とアフレコを振り返り、「2話目にして、いいチームワークができている現場です」と笑顔で語った。
エリス家の末っ子、イリス・エリス役の村田は「イリスは、一番感情豊かにしゃべったり、笑ったり、殴ったりしています。今後、イリスが登場することで場が和むシーンがたくさんありますので、純粋無垢（むく）に演じていきたいです」とアピール。
一方、エリス家の現当主、ルシル・エリス役の杉田は「妹2人が個性的なので、兄とどういうふうに会話をするのか一番気になっているところです。キャラクターに置いていかれないように、誠実に演じられたらいいなと思います」と兄妹のやり取りに期待を膨らませた。
7年にわたり連載を続け、根強い人気を誇る本作の見どころについて、高垣は「アニメ化ということで、かかわる方たちの並々ならぬ情熱と愛を感じながら向かわせていただいています。いろんな気持ちが詰まっている作品なので、隅々まで物語を見守ってください」と語り、ライナに好意を抱くキファ・ノールズ役の大浦も「それそれのキャラクターが抱えている事情、ダークな部分がどのように描かれて解決するのかしないのか…。そのことに伴う事件が起きると思うので、この先どうなっていくのか楽しみです」と紹介した。
最後に、福山は「ライナを表面的にどう見せていくか、自分の中で考えることが山積みな収録です」と苦戦している様子を見せたが、「まだ2話目の収録ですが、語り出せば尽きないくらいこの作品に対して、スタッフやキャストみんなで熱を込めて収録・制作を続けていきますので、楽しいところとシリアスなところ、すべてを作品と同調させて皆さんにお届けできるよう頑張っていきます。楽しみにしてください」と意気込みを語り、取材を締めくくった。
アニメ「伝説の勇者の伝説」
7月1日（木）スタート 毎週木曜夜2:15－2:45 テレビ東京で放送
7月2日（金）スタート 毎週金曜夜3:35－4:05 テレビ大阪で放送
7月7日（水）スタート 毎週水曜夜2:58－3:28 テレビ愛知で放送
公式サイト
http://www.denyuden.jp/
(C)2010 鏡貴也/伝勇伝製作委員会
