宮崎県の口蹄疫(こうていえき)問題で、49頭の種牛の殺処分が正式に決定しました。殺処分されるのは、県内にいる55頭のうち西都市に避難させている特に優秀な「エース級」と呼ばれる5頭を除いた49頭の種牛です。東国原知事は「日本の畜産の大切な財産だ」と延命を求めていました。

 赤松農林水産大臣:「法律に書いてあって、直ちに殺処分しなければならないと書いてあるわけですから、法律に従ってやるのは当然のことだと思います。まだ49頭残っていることのほうが、むしろおかしいと思います」
 赤松大臣は、宮崎県から要望されていた殺処分の猶予は認めない考えを改めて示しました。また、ワクチンの接種は、24日までで対象となっている家畜の73%が終了し、25日で残り約3万頭の接種をおおむね完了するという見通しを明らかにしました。さらに、10キロから20キロ圏内の牛や豚については、製品にして早期に出荷する作業を今週中にも始めるとしています。

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