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2010年5月25日(火) 19:30 |
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児島湖の水質改善へ向け検討会議
岡山県南部にある人工の湖、児島湖の水質汚濁を食い止める新しい計画の策定作業が始まりました。 しかし、これまでの取り組みで思ったほどの効果が得られておらず、地元の漁業関係者からも魚が戻ってこないなどなげく声が聞かれます。
岡山市北区で開かれた児島湖の水質改善の方法を話し合う検討会議です。 岡山県などでは、1986年から5期・25年にわたって水質保全計画を作り、しゅんせつや下水道の整備などを進めています。 しかし、水質の改善を示す指標のうち化学的酸素要求量とリンについては計画と大きくかけ離れており、きれいな水への道はまだ遠いのが実情です。 児島湖は去年、完成から50年が過ぎました。 毎年9月を児島湖環境保全推進月間と定めるなど、きれいな水を取り戻そうという官民一体の取り組みが行われているものの、水面には相変わらずゴミが多く見受けられます。 地元で40年以上漁業に携わっている人々の間では、今のままでは児島湖で漁を続けることは不可能だという声も上がっています。 岡山県では来年11月をメドに新しい計画を立てることにしていますが、その道のりは決して平坦ではありません。
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