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2010年5月25日(火) 19:30 |
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農業高校なども口蹄疫感染予防対策
宮崎県で感染が拡大している家畜への伝染病、口蹄疫についてです。 岡山県内では、農業高校など畜産農家以外の場所でも、未然に口蹄疫の感染を防ごうと対策を強化する動きが見られます。
蒜山高原に訪れた観光客がジャージー牛を間近で見ることのできる場所です。 例年ならば、中国四国酪農大学校が観光客も触れることができるようにと放牧を行っていますが、今年は口蹄疫対策としてこの場所での放牧はおこなっていません。 牛舎のある第2牧場へは、原則として関係者以外は立ち入り禁止、関係者以外が入る際には徹底した消毒が行われます。 中国四国酪農大学校は、当初計画されていた学生の宮崎県への研修を中止したほか、子どもたちを対象にした乳しぼり体験も取り止めるなど、口蹄疫の感染経路を未然に断ち切ろうと対策を強化しています。 酪農大学校では、口蹄疫が落ち着くまでは、現在の対策を引き続き行っていく方針です。 一方、岡山市北区の高松農業高校では、畜産エリアで徹底した消毒が行われます。 豚の飼育を担当する生徒たちです。 口蹄疫の対策として、菌がつきやすいと言われるくつの裏を重点的に消毒し、豚舎の中に入っていきます。 岡山県では、今後、農家に限らずすべての畜産関係者を対象に消石灰などの配布を進めるとともに、緊急防疫演習の実施も検討し、県内での口蹄疫の感染を未然に防ぎたいとしています。
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