家畜の伝染病、口てい疫の問題で宮崎県は25日夜、新たに川南町の農場など9か所で感染の疑いがある牛や豚が見つかったと発表しました。これで、感染や感染の疑いがある家畜が見つかった農場などは209か所になりました。
宮崎県は25日夜、川南町で6か所、都農町で1か所、新富町で1か所、木城町の1か所のあわせて9か所の農場で、口てい疫に感染した疑いがある牛や豚があわせて16頭見つかったと発表しました。これらの農場で飼育されている牛417頭、豚2119頭のあわせて2536頭は、感染を防ぐため、すべて処分されます。川南町など宮崎県の東部では感染の拡大が続いていて、これで口てい疫に感染、または感染の疑いがある家畜が見つかった農場などは209か所、処分対象は14万7894頭になりました。一方、特例として、離れた場所に移している宮崎牛の主力の種牛5頭について、今月24日に採った検体の検査の結果は、いずれも陰性だったということです。