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リンジー・ローハンに足首飲酒モニター

2010年5月26日

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 【ロサンゼルス24日(日本時間25日)=千歳香奈子通信員】アルコール依存症の米人気女優リンジー・ローハン(23)が、米ロサンゼルス郡地裁から足首飲酒モニターの装着を命じられた。飲酒運転などの有罪判決に伴って課された裁判所への出廷義務を怠っていたローハンは、同地裁に出廷。判事からアルコール摂取を禁じられた上、遠隔地から摂取を監視できる特殊な器具「SCRAM」の装着などを言い渡された。07年に2度逮捕された“お騒がせセレブ”が、女優生命の危機に追い込まれている。

 ローハンはグレーのスーツ姿で出廷した。反省する態度をみせたものの、厳しい命令を逃れることはできなかった。

 ローハンは5月のカンヌ国際映画祭参加のため、フランスに滞在中、パスポートを盗まれたとして20日に予定されていた公聴会を欠席した。執行猶予判決による出廷義務だったため、逮捕状を出されたが、10万ドル(約900万円)の保釈金を支払い、逮捕は免れていた。このような騒動が不利に働いたようで、判事から24時間以内にSCRAMを装着するように命じられた。

 SCRAMは飲酒運転常習者に使用される監視装置で、足首に装着。皮膚呼吸から出るアルコール蒸気を検知し、そのデータを各地方自治体の管理センターに送る。破壊したり、皮膚と装置の間に異物を差し込めば、警報信号が出る仕組みだ。ローハンの弁護人は、器具の装着は映画撮影に支障が出るとして異議を申し立てたが、判事は「撮影を延期するしかない」と、異議を退けた。

 次回の7月6日の公聴会まで飲酒を禁止され、週に1度のアルコール教育プログラムへの出席も義務付けられた。ロサンゼルスから離れることも禁じられたため、今後、テキサス州で撮影予定の新作映画に出演できない可能性も出てきた。さらに、次回の公聴会で新たに飲酒の事実が発覚すると、最長で180日間の禁固刑が科される。

 主演作降板の危機に、ローハンはショックを隠せない様子。閉廷後は無言で裁判所から離れた。刑務所に入らずに済んだが、ダーティーなイメージは否めず、女優業続行が困難になってきたことは間違いない。

 ローハンは07年に飲酒運転やコカイン所持、麻薬運搬、無免許運転などで2度逮捕され、禁固1日と執行猶予3年の有罪判決を受けた。その際に義務付けられたアルコール教育プログラムへの出席を怠っていたため、20日の公聴会出席を求められていた。

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