長崎大生を大麻所持容疑で逮捕 長崎署、栽培の疑いも

| | 学生の大麻所持事件について会見する橋本健夫理事(中央)ら=長崎市文教町、長崎大 |
長崎署と県警組織犯罪対策課は25日、自宅に大麻を所持していたとして、大麻取締法違反容疑で長崎大経済学部3年、石塚数之容疑者(28)=長崎市片淵3丁目=を現行犯逮捕した。
逮捕容疑は、自宅台所の床の上に置いたガラス瓶(高さ21センチ、直径8センチ)の中で、大麻草をアルコールに浸して所持した疑い。
長崎税関職員が同日朝、関税法違反(密輸入)容疑で石塚容疑者の自宅を捜索した際、押し入れの中で栽培されている大麻草1株を発見。通報を受けて駆けつけた長崎署員が瓶入りの大麻草と、たばこの空箱に入った種子6粒を見つけた。同署は入手先を調べるとともに、栽培の疑いでも捜査する方針。
長崎大によると、石塚容疑者は東京都出身で、2008年に同学部の夜間主コースに入学。単位の取得状況は良好で講義の後にも質問するなど熱心な学生だったという。インターネット関連のサークルに所属していた。
同大の橋本健夫理事は会見で「薬物乱用防止には教育的な配慮をしてきたが、このようなことになり残念。今後、万全の対策を取りたい」と謝罪した。
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