福岡市の日本郵便早良支店で爆発物入りの郵便物が見つかった事件で、爆発物取締罰則違反などの罪に問われた九州朝日放送(KBC)の元ディレクター、永井讓被告(45)=同市西区=の論告求刑公判が25日、福岡地裁(田口直樹裁判長)であった。検察側は「動機は身勝手」と指摘し、懲役5年を求刑した。弁護側は執行猶予付きの判決を求めた。
起訴状によると、永井被告は09年3月5日ごろ、自宅で黒色火薬20.5グラムを製造。同6日ごろ、小瓶にくぎやねじと一緒に詰め爆発物1個を製造したなどとされる。【岸達也】
毎日新聞 2010年5月25日 13時29分(最終更新 5月25日 13時54分)